(出典:新日本プロレス公式)
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10.1長岡にてG1クライマックス30 Bブロック公式戦の第4戦が行われた。
この大会ではメインでロスインゴの、そしてセミではBCの同門対決が
行われるとあって非常に注目された大会であったかと思う。
そして大会本番でもその多くのファンの期待を
裏切らない熱戦が繰り広げられ、
フィナーレはSANADAからのGIFTで締めくくられた。
これによりSANADAの凱旋を楽しみに会場に来られた多くの
ファンの皆さんも満足されたことだろう。
さて今大会で4戦が終わったわけだが、結果を先に書くと
全勝の選手がいなくなり、こちらもAブロック同様大混戦の様相を呈してきた。
内藤哲也が二冠王者にしてG1覇者となるのか、
またはSANADAがここから大まくりを決めるのか、
はたまたBC勢の逆襲はあるのか、今後が非常に楽しみになってきた。
ではここからはその熱戦が繰り広げられた、
10.1長岡大会について書いていこうと思う
目次
LOS INGOBERNABLES de JAPONの絆
(出典:新日本プロレス公式)
開催前からBブロックで最も注目されたカードと言っても過言ではない、
このロスインゴによる同門対決。
しかしこの同門対決に至るまでの道中は好対照であった。
内藤哲也の3連勝は予想の範疇ではあったが、
なんとSANADAはまさかの3連敗でこの対戦を迎えてしまった。
すでに優勝するためには他力本願となる可能性もあるが、
SANADAにとってはこの内藤哲也との試合は本当に落とせない
シュチュエーションでの試合となってしまった。
そんな強い思いがSANADAにあったのだろうか、
試合前はかなり緊張感があったように見受けられた。
試合結果はすでに皆さんもご存じのように
SANADAが内藤哲也から初勝利を挙げたが、
終始試合をリードしていたのは内藤哲也であったと言っていいだろう。
今大会の内藤哲也は良い意味でかつてないチャンピオンとしての姿を
我々に見せてくれている印象である。
この試合は盟友であるSANADAに敗れてしまったが、
まさに負けて強しとファンに思わせる境地に進化している。
そのように感じているのはきっと私だけではないだろう。
さてこの試合で王者内藤哲也を破り、
そのタイトルに挑戦する権利が発生したと思われるSANADAだが、
東スポ紙上でこのように語っている。
公式戦で(王者に)勝ったから挑戦とかあるじゃないですか。
それは全く考えてないです。同じユニットでそんなことしても
かっこ悪いですし、G1に優勝してIWGPに挑戦したい
(引用:東京スポーツ)
あえて公式戦の勝利の権利を使うことなく、G1を優勝して王座に挑戦する。
これは堂々のSANADAによる優勝宣言と言っていいだろう。
寡黙な男が語るこの言葉には、大きな覚悟が秘められているような気がする。
それを引き出したのがもし内藤哲也であるならば、
その姿もまさに王者のそれであると言えるだろう。
そして本気を出したSANADAの姿を一番喜んでいるのは、
実はこの試合に敗れ悔しさをあらわにしていた
内藤哲也ではないだろうか。
それはロスインゴのモットーであるユニット内での切磋琢磨が、
初めてユニットメンバーに自分が敗れると
いうことで実現したからである。
こうなればこの二人によるタイトルマッチは、
新日本プロレス最高の舞台のメインでぜひ見てみたいと思う。
BULLET CLUBからの謎かけ
(出典:新日本プロレス公式)
同門対決に敗れたKENTA、ワールドのカメラマンに八つ当たり!?
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月1日
さらに「アイツらに関しては俺なりの、俺なりの想いもあるから」
一方、無法勝利のEVILは「KENTAについてはノーコメントだ」
※コメント全文はコチラ!
⇒https://t.co/ktIXkbmrX6#G1CLIMAX30 pic.twitter.com/9femAKOPPX
ある意味ロスインゴの同門対決より注目すべき部分が多かった、
EVIL対KENTAのBCによる同門対決。
試合結果に関してはEVILが勝利したわけだが、
それ以上に注目されるのは、
今回の行動から推測されるBCのこれからの行方ではないだろうか。
試合前KENTAが仕掛けたToo SweetをすかしたEVIL。
そして上記にもあるように、それぞれのことに関しては言及を避けたコメント。
これらの事実だけを見れば、EVILとKENTAは相まみれないのか?
とも思えるが、この仕掛けもBCの思惑通りとも考えられる。
また今回はEVILとKENTAの二人だけの動きであるが、
今後はここにリーダーであるジェイも絡んでくることとなる。
ここまでの流れを考えれば、ジェイ・KENTAとEVILは
対立するかのように思えるが、事態はそんなに単純なモノだろうか。
このBCのドラマはまだ序章にすぎず、
これから本格的なストーリーが始まることになるだろう。
そして次のターニングポイントはおそらく両国の最終戦であるかと思う。
その時に我々の前で繰り広げられるのは、いつか見た分裂劇か、
または3人が共闘する姿なのか。
どちらに転んでも面白い展開が待っていそうだが、
その時を楽しみに待っておきたいと思う。
次戦のカード
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(出典:新日本プロレス公式)
さて折り返しとなるBブロックの次戦は10.6広島にて行われる。
この大会での個人的な注目カードは、
SANADA対ザック、そしてYOSHI-HASHI対内藤哲也である。
盟友内藤哲也を破り、やっとG1初勝利を挙げたSANADAが、
このまま宿敵といえるザックも倒し連勝街道を突っ走れるのか。
そしてこのG1大いに見せ場を作っているYOSHI-HASHIが、
二冠王者を相手にしてもその姿を見せることが出来るのか。
この広島大会も見どころ満載の大会であると言えそうだ。
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