ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】 G1クライマックス30 Bブロック公式戦最終日 両国国技館2日目

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(出典:新日本プロレス公式)

www.njpw.co.jp

 

www.hi-jyapw.com

 

 

オスプレイの裏切り、そしてO-カーンの乱入を筆頭に

波乱含みとなったAブロック最終戦。

その衝撃も冷めやらぬまま、Bブロック最終戦が実施された。

 

 

このBブロック最終戦は前日のような

目立ったサプライズはなかったが、

新日本らしい戦いが続いた素晴らしい大会であったかと思う。

 

 

ではここからはそのBブロック最終戦を

振り返っていこうと思う。

 

 

目次

 

 

逆転のSANADA Bブロックを勝ち抜き優勝決定戦進出!

 

画像

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

3連敗からの6連勝。

一時ブロック最下位であったSANADAが、

内藤哲也ばりの逆転劇で決定戦進出を決めた。

 

 

直前の内藤哲也の敗戦により勝てば決定戦進出の目が出たSANADA。

この日もEVIL、そしてD・東郷のラフ殺法に苦しめられたが、

 

 

そのピンチに登場したのは、この日ワールドの解説に来ていた、

同じLIJの仲間、高橋ヒロムである。

 

 

SANADAとヒロム。

ここまで同じユニットながら、

接点はあまり感じなかった二人だが、

 

 

ヒロムとしても目の前で苦しめられている

SANADAを見ているうちに

勝手に身体が動いていたのだろう。

 

 

EVIL離脱時にユニットの危機も囁かれたLIJだが、

これでさらに絆は盤石になったはずである。

多くのLIJファンは昨日の光景に溜飲が下がったことだろう。

 

 

さて決定戦進出を決めたSANADAの相手は、

Aブロックを勝ち上がった飯伏幸太である。

 

 

前年度覇者にして、3年連続のG1決定戦進出。

特に3年連続のG1決定戦進出は史上初の偉業である。

SANADAにとっては難敵中の難敵と言えるだろう。

 

 

二人はともに天才と語られることが多いが、

ファイトスタイルは異なるように思える。

 

 

現代プロレス、つまりアスリートプロレスの

申し子ともいえる飯伏幸太。

 

 

その天才的なひらめきと狂気性が

飯伏の最大の魅力であることは言うまでもないだろう。

 

 

片やクラシカルモダンなレスリングを

身上とするSANADA。

 

 

その完成形ともいえる

このG1での棚橋弘至戦はベストバウトと

呼ばれるほどの名勝負であった。

 

 

語弊はあるかと思うが、

頭から落とすだけがプロレスじゃないという

SANADAの言葉は、そのまま飯伏に向けられたともとれる。

 

 

これは2018年から2019年初頭に起こった、

棚橋弘至とケニー・オメガのイデオロギー抗争に

通じるものがあると言えるだろう。

 

 

そう考えると棚橋のように神になると

宣言しているのは飯伏の方だが、

本当の正統後継者はSANADAの方かもしれない。

 

 

さあSANADAは両国のお客様に連夜のギフトを送れるのか。

そして前日のコメントの通り、プロレス界の希望となれるのか。

SANADAが頂点に立つ姿を見たいのは私だけではないだろう。

 

 

2冠王者内藤哲也 痛恨の丸め込みでG1優勝の夢が潰える

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

最終戦まで首位をキープし、

2冠王者にしてG1覇者の偉業が目前であった内藤哲也。

 

 

この試合も勝利を目前にしていたように見えたが、

KENTAの一瞬の丸め込みで敗れ、3冠の夢は潰えた。

つまりこの瞬間、内藤哲也の今年のG1は終わったということになる。

 

 

この敗戦後珍しくコメントで悔しさをあらわにしていたが、

これもプロレスの一つであるということだろう。

 

 

そして内藤哲也にはこれから2冠王座を巡る、

過酷な包囲網が待っていると思われる。

2冠王者に休息の時間はないということだ。

 

 

では今後内藤哲也へ挑む挑戦者候補は誰が予想されるだろうか?

開催が予定される新春の東京ドームでは、

例年通りG1覇者が挑戦ということになるだろう。

 

 

当記事執筆時点では、まだそのG1覇者は決定していないが、

飯伏、SANADAどちらに決まってもドームのメインに

ふさわしい挑戦者と言っていいだろう。

 

 

個人的にはSANADAのG1初制覇からの初のドームメインを

見てみたいところだが、果たしてどうなるか注目である。

 

 

そしてそのドーム前、次期シリーズ最終戦の大阪で、

年内最後のタイトルマッチが組まれるはずだ。

 

 

そこでの挑戦者はもしSANADAがG1を制覇したならば、

G1で内藤哲也を破ったEVIL、KENTAのどちらかとなるだろう。

そのような展開となれば、今回はおそらくKENTAになりそうだ。

 

 

もしKENTAが2月の同じ大阪の地でのリベンジを果たし王者となれば

今年は俺の年という年初からの公約を達成することが出来る。

BCの内紛騒動も含み、この辺りは今後目が離せないところである。

 

 

まとめ

 

1か月にわたるG1の両ブロックリーグ戦も終わり、

優勝決定戦には飯伏幸太とSANADAが進出した。

 

 

飯伏幸太の3年連続という偉業とともに、

SANADAの初の決勝進出は、

新日本にとって大きな出来事であると思う。

 

 

それは今の30代前後の世代からはオカダカズチカ以外で

初めてこの領域に到達したことになるからだ。

 

 

その観点からいえば、2冠王となったEVIL、

そして今回のSANADAは一つステージが

上がったと言っていいだろう。

 

 

これは近い将来に訪れるはずの新しい世界へ向け、

新日本は動き出している証拠でもあるが、

 

 

数年後振り返ると今回のG1が、

そのターニングポイントとし刻みこまれているかもしれない。

こうやって時代は進んでいくということだろう。

 

 

次回記事ではG1クライマックス最終日について書きたいと思う。

そちらもぜひご覧いただければ幸いである。

 

 

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