ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】WK15 1.5東京ドーム 展望 (後編)

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(出典:新日本プロレス公式)

 

1.5東京ドーム 全対戦カード

 

第0試合-1 スターダム提供試合 

林下詩美、上谷沙弥、AZM vs 舞華、ひめか、なつぽい

第0試合-2 スターダム提供試合 

岩谷麻優、中野たむ vs ジュリア、朱里

 

第1試合 KOPW2021決定戦 4WAYマッチ

 

第2試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合

(王者)エル・デスペラード、金丸義信 vs (挑戦者)田口隆祐、マスター・ワト

 

第3試合 NEVER無差別級選手権試合

(王者)鷹木信悟 vs (挑戦者)ジェフ・コブ

 

第4試合 SPシングルマッチ

SANADA vs EVIL

 

第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合

(王者)石森太ニ vs 高橋ヒロムorエル・ファンタズモ

 

第6試合 IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合

(王者)内藤哲也or飯伏幸太 vs (挑戦者)ジェイ・ホワイト

 

 

ここまで3記事に渡り、WK15の全カードについての展望を書いてきたが、

今回の記事でこのシリーズも完結となる。

 

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図らずしもこれが今年最後の記事となる予定だが、

それを飾るにふさわしいテーマであるかと思う。

 

 

このダブルドームが終わったときにはきっと、

2021年へ向けての新たな展開のプロローグが見えていることだろう。

 

 

新日本プロレスは2021年どのようなドラマを我々に見せてくれるのか、

期待は膨らむばかりである。

 

 

それではここからは本題に戻り、WK15 1.5の後半戦

3試合についての展望を進めていきたいと思う。

 

 

 

 

第4試合 SPシングルマッチ SANADA vs EVIL

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

常に冷静さを失わないSANADAの激情が生んだこの元パートナー対決。

この試合には勝敗という部分以外にも、

SANADAにとっていろいろなテーマが隠されていると言えそうだ。

 

 

ますはこれはSANADAが記者会見でも言っていたことだが、

対戦相手のEVILは前IWGP2冠王者である。

 

 

そのEVILをG1に続きこのWK15でも倒すことが出来れば、

おのずとタイトル挑戦というものが近づいてくるはずだ。

 

 

2020年は振り返ってみればEVILの年であったとも言えるが、

この一戦に勝利すれば2021年はSANADAが新日本の中心に

立つチャンスを掴むことが出来る。

 

 

この一戦はSANADAこそ、

『何が何でも』勝つ必要がある戦いかもしれない。

 

 

またSANADAがもしこの戦いに勝利すれば、

2冠戦線に新たな景色が生まれ、

そのタイトル戦線にも新世代と言うべき新たな潮流が生まれるはずだ。

 

 

それは内藤哲也、オカダカズチカ以外の新たな王者という概念、

いわゆる次世代の王者と言うべきレスラーたちの台頭である。

 

 

SANADA、EVILを筆頭にオスプレイなどが加わったタイトル戦線、

数年後の新日本ではおそらく当たり前の光景であると思うが、

その始まりが2021年であるように思う。

 

 

多くのファンから、そしてレスラーからも期待される

SANADAの本当の意味の覚醒はこの試合から始まるのかもしれない。

 

 

第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
(王者)石森太ニ vs 高橋ヒロムorエル・ファンタズモ

 

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(出典:新日本プロレス公式)


1.4で行われる高橋ヒロムとエル・ファンタズモの勝者を、

王者石森太ニが迎える、このジュニアのタイトルマッチが

この大会のセミファイナルにラインナップされた。

 

 

まずジュニアのタイトルマッチがドームのセミにラインナップされる

ということは、一つの快挙ではないだろうか。

 

 

理由としては今ヘビーのベルトが統一されていることもあるが、

セミにラインナップされたのは決してそれだけが理由ではないだろう。

 

 

大きな理由としてはやはり高橋ヒロムという存在があると思うが、

先日武道館で行われたあの今年のベストバウトとも言われる

優勝決定戦の評価も大きく関係しているかと思う。

 

 

2冠戦がストーリーに偏っている今、試合内容で魅せることが出来る

ジュニアの戦いがこの位置に来るのはある意味必然かもしれない。

そう考えると今大会におけるこの試合の意味は大きなモノであると言える。

 

 

さてこのタイトルマッチは石森太ニとヒロム、ELPのどちらかが対戦するわけだが、

どちらの組み合わせとなっても試合は好勝負になることは間違いないはずだ。

 

 

それは王者の圧倒的な安定感にあると思うのだが、

別の視点で言うとその王者を破るということは、それだけ難しいということである。

 

 

おそらく多くのファンが見たい光景、求めているものは

ヒロムのタイトル奪還ということかと思うが、

それをやすやすと達成させるほど、現王者は甘くないということだ。

 

 

王者石森の安定感とヒロムの爆発力、そしてELPの変幻自在な戦法、

三者三様のストロングポイントがぶつかり合うこの3すくみの戦いは

 

 

まさにジュニアの頂上をきめるに、

そしてドームのセミファイナルを務めることに

ふさわしい戦いであると言えるだろう。

 

 

第6試合 IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合
(王者)内藤哲也or飯伏幸太 vs (挑戦者)ジェイ・ホワイト

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

2日間渡るWK15の最後を飾るのは、

もちろん新日本プロレスの現在の最高峰のタイトルである、

IWGP2冠王座のタイトルマッチである。

 

 

 そしてそのタイトルマッチを戦うのは、権利証保持者のジェイ・ホワイトと

1.4の防衛戦の勝者である、内藤哲也もしくは飯伏幸太だ。

 

 

まさにこのメンバーを見ても、

ドーム大会を締めるにふさわしいカードと言えるだろう。

 

 

このカードの構図を冷静に見ると、挑戦者であるはずのジェイが

待ち受けるというような構図となり、まさにラスボスのようであるのだが、

ジェイにはそれに対し違和感を感じさせない説得力のようなものがある。

 

 

なぜこのような説得力があるのかと言えば、

それは内藤哲也とはまた違う意味のモノであると思うが、

ジェイもすでに圧倒的なカリスマ性を持っているということだろう。

 

 

そしてそんなメンタルも、またコンディションも十分なジェイと

この日戦うのは、前日のタイトルマッチに勝利した内藤か飯伏ということになる。

どちらが勝ち残ってもコンディション的には圧倒的に不利と言えるだろう。

 

 

正直なところ今回は1.4でどちらが勝利するのか予想が難しいところだ。

個人的には内藤哲也かと思っているが、飯伏もG1は連覇したが、

この1.4でのタイトルマッチで敗れれば、大きく序列が後退することになるだろう。

 

 

つまり勝敗を超越した存在とも言える内藤哲也より、

この試合に負けられないのは飯伏幸太ということである。

 

 

 それが予想を難しくしているのだが、

はたしてこの日ジェイの前に立っているのはどちらだろうか。

 

 

ではここからは少し3人がもし王者となった

場合の展開を考えてみたいと思う。

 

 

もし内藤哲也がこの2日間の王座戦を勝ち抜き防衛に成功すれば、

ドームでの心の大合唱、そしてメインの勝利者のみに許される花道の帰り道、

 

 

また次の防衛戦にはLIJのSANADAの姿が見え、

そしてその先には1年越しのヒロムとの対戦も見え隠れしている。

 上記のような展開はファンも求めているところだろう。

 

 

またジェイがもし最終的にベルトを奪還することが出来れば、

BCの序列にも大きく影響し、トップの座を明け渡すことはないだろう。

 

 

そしてしばらくIWGPヘビーのベルトを巻いていなかったジェイには

新鮮な組み合わせとなる新世代のチャレンジャーが目白押しだ。

 

 

オスプレイとのユニットリーダー対決やSANADAとの対戦。

そしてEVILとの同門対決など、たくさんのカードが思い浮かぶ。

ジェイがベルトを巻く展開も悪くはなさそうである。

 

 

そして最後は飯伏幸太だが、もしここでベルトを巻くことに成功すれば、

G1連覇という称号以外にIWGP王者という称号も加わり、

まさに飯伏が言う『神になる』ということが達成するのかもしれない。

 

 

しかし飯伏幸太がベルトを戴冠しても

すぐにこれからの展開が思いつかないのである。

 

 

オカダとの頂上決戦や、棚橋との対決などはありえそうだが、

その方向はいま求められているのかは少々疑問である。

 

 

オカダが言うIWGPの戦いを取り戻すという意味では合点いくが、

この王道とも言える路線に進むのかはなんともいえないところだ。

 

 

全てはこの戦いが終わってみないことにはわからないが、

この戦いをまとめてみると、

 

 

内藤哲也という『いま』を選択するのか、

またはジェイ・ホワイトという『新世代』を選択するのか、

もしくは飯伏幸太という『王道』を選択するのか

 ということになりそうだ。

 

 

新日本プロレスの選択はいったい誰になるだろうか?

 

 

PS

読者の皆様、当ブログをいつもご覧いただきありがとうございます。

今年は毎日更新を心がけ、無事にその目標は達成しましたが、

それはやはり読者の皆様が見ていただいているからこそであります。

 

 

もちろん毎日更新するにあたり、ネタがない時もあり、

また書いた予想が外れることも多々ありますが、

来年度もそんなことを楽しみつつ、毎日皆様に新しい記事を届けたいと思います。

 

 

それでは2021年も引き続きよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ!

 

 


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