4.12アメリカ・シカゴ大会で、内藤哲也がジョン・モクスリーに敗れ、
約15年ぶりに他団体へと流出したIWGP世界ヘビー級王座。
(前回流出時はIWGPヘビー級王座)
そのモクスリーが持つIWGP世界ヘビー級王座の初防衛戦が、
先日のAEWDynamite内で行われた。
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ジョン・モクスリーがパワーハウス・ホブスに激勝し、IWGP 世界ヘビー級王座“初防衛”に成功!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2024年4月25日
試合後、KONOSUKE TAKESHITAが挑戦アピール!?
【4.24 AEW DYNAMITE結果】https://t.co/qlQR1yw0vP#njpw #AEWDynamite pic.twitter.com/oNF9TkVzvZ
その戦いでは挑戦者である、パワーハウス・ホブスを現王者モクスリーが下し、
無事王座を防衛したが、試合後抗争が続いているドン・キャリスファミリーの
KOUNOSUKE TAKESITA(竹下幸之介)が登場し挑戦をアピールした。
まず今回のAEWでの防衛戦であるが、新日本プロレス内でのストーリーではなく、
AEWでのストーリーが前提でパワーハウス・ホブスの挑戦をIWGP実行委員会が
認めた形で行われたが、新日本プロレスファンは少し納得いかない部分もあっただろう。
なぜなら王者のモクスリーは新日本プロレス参戦経験も豊富で実績もあるが、
挑戦者のパワーハウス・ホブスに関しては、新日本プロレスとか関わりがないからだ。
また5.4の福岡大会ですでに成田蓮との防衛戦も決まった中での決行でもあった。
よって日本の通例であれば挑戦はなかなか出来ない王座であるが、
比較的簡単にこの防衛戦が決まったことに対し違和感を持ったのではないだろうか。
そしてその流れは続き、今回は竹下幸之介が挑戦をアピールした。
この挑戦が決まるかはまだ不透明であるが、もし挑戦が決まれば、
また物議を醸しだすことは間違いないだろう。
そんな展開に対し新日本プロレスのこの男が声を上げた。
そうそれは先日のIWGP世界ヘビー級選手権で内藤哲也に敗れた辻陽太だ。
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新日本の道場は本当に辛い
— 辻陽太 Yota Tsuji (@njpw_yotatsuji) 2024年4月25日
誰もがIWGPを夢見て、その一回のスクワットが遠いIWGPへの着実な一歩だと信じてやってきた
俺たち生え抜きにとってIWGPとはそういうものだった
でもそんな価値観は外から見ればどうでもいい事で、これが現実だ
負けた俺が悪い
俺はまた立ち上がる。
IWGPの価値を取り戻す
今回辻陽太が言いたいことはただ一つ、新日本プロレスの至宝のタイトルである
IWGP世界ヘビー級王座はそんなに軽くない、ということだろう。
しかしそれは辻陽太が書いているように価値観の違いとも言えるかもしれない。
海外の団体ではタイトル戦が比較的数多く行われる印象があり、
その位置づけはライトなイメージであるかと思う。
だが新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王座は、選ばれしものが巻き、
そして選ばれしものが挑戦する。いわばヘビーなイメージである。
日本のファンはそれに慣れているため、今回の展開がライトに感じるが、
それもこれからは変化していくのかもしれない。
はたして現在ジョン・モクスリーの持つIWGP世界ヘビー級王座は、
今後どのような展開を見せるのか?
両団体のこれからの動向に注目しておく必要があるだろう。