史上初の秋開催となったG1クライマックス30も
今大会をもって終了となった。
まず全19大会何事もなく無事開催されたことに感謝である。
さて何かが起こると言われるG1最終日であるが、
今年はリング上での表立った出来事はなかったと感じた。
リング上での出来事ではないが、
この日のサプライズと言えば、やはり2年連続となる
東京ドーム2連戦の開催の発表であろう。
↓
このコロナ禍の中、開催自体が危ぶまれていたが、
まさかの2連戦の発表は、新日本プロレスの
業界の盟主としての覚悟を感じた。
よって今後の新日本プロレスの展開は、
このドーム2連戦へ向け、加速度的に
動いていくことになるはずだ。
年間最大のシリーズであるG1は終わったが、
新日本プロレスは攻め続けるということだろう。
当ブログも微力ながらそんな新日本プロレスを
引き続き応援していきたいと思う。
ではここからはそのG1クライマックス30
優勝決定戦を振り返っていきたいと思う。
目次
飯伏幸太が連覇を果たした理由
皆さんもご存じの通り、今回のG1クライマックス30は
史上3人目となる飯伏幸太の連覇という結果で幕を閉じた。
飯伏幸太は2連覇という偉業だけではなく、
史上初の3年連続決勝進出という偉業も同時に達成している。
もはや近年のG1は飯伏を中心に回っていると言っていいだろう。
しかし今回飯伏幸太が連覇を果たすと考えていたファンは
正直なところそう多くなかったのではないだろうか。
決定戦に進んでもなお投票の結果などで
SANADAの優勝を予想していた
ファンが多かったことがその証拠かと思う。
ではなぜ飯伏幸太は連覇を果たすことが出来たのか?
もっと言うとなぜ飯伏幸太でないといけなかったのか?
ここからは完全な想像となるが、その理由を考えていこうと思う。
結論から先に書くと、個人的に思う飯伏幸太優勝の理由はこれである
権利証マッチで飯伏幸太は敗れるから
つまり史上初めて東京ドームを前に権利証が動くということだ。
この日ジェイが優勝した飯伏に対し、挑戦を表明したが、
おそらく11月の大阪大会で二人の権利証マッチが組まれるだろう。
またジェイはこの日の試合後のコメントでこう発言している。
でも俺は最後には欲しいものは必ず手に入れる。開幕時にも、それから凱旋帰国した時にも言ったが…最後は全部俺のものになるんだ。もうそこまできている。
(引用:新日本プロレス公式)
これらのことを総合すると、ジェイが飯伏を破り
ドーム前に権利証を強奪するのではないかというのが
個人的な見立てである。
つまりジェイが権利証を獲得するには
飯伏幸太から獲る必要があるということだ。
なぜなら飯伏は上述した数々の実績をすでに新日本で残し、
例え権利証マッチで敗れても、
その地位は何ら揺らぐことはないだろう。
しかしそれがSANADAからであれば、
そうはいかないだろう。
SANADAのシングルとしての実績や地位は
今後作っていかなければいけないからだ。
そう考えると今回の飯伏の優勝は必要不可欠であった思う。
もちろん上記の考えは私の想像によるものなので、
正解というわけではない。
その答えは次期シリーズ最終戦大阪で判明することになる。
さまざまなタイトル戦線の動きと因縁の勃発
また今大会では今後の各タイトルの
動きがたくさん表面化した大会であった。
試合順で進めていくと、まず第一試合で
パートナーの助けはあったが、DOUKIが
YOSHI-HASHIからフォール勝ちするというサプライスがあった。
その後NEVER6人タッグのベルトに
興味を示していたところを見ると、
今後鈴木軍がそのベルトを狙いに行くということだろう。
続いて第2試合では二つのタイトルに動きがあった。
それは鈴木みのると鷹木信悟によるNEVER戦。
そして金丸義信とヒロムによるジュニアタッグ戦である。
こちらに関してはリマッチということもあり、
予想されていた方も多いかもしれないが、
個人的には両タイトルとももう一度見てみたいと思う。
こちらは間違いなく11.7大阪でのタイトルマッチが
組まれることになるかと思われる。
続いて第4試合のTHE EMPIREとCAHOSのタッグである。
この試合は先日電撃的に結成された新ユニット
THE EMPIRE、そしてオーカーンの初試合ということで
多くの注目を集めたことかと思う。
今回の流れを見ると、次のビッグマッチでは、
オーカーンとオカダのシングルマッチが
組まれることとなりそうだ。
そうなればオスプレイとの決着戦は
その先のドームということになりそうである。
この二人の決着がどのような形となるのか、
そして今後THE EMPIREがどのような道を進んでいくのか、
大いに注目すべきであろう。
そしてセミファイナルのLIJ対BCからは
またこの二人の抗争が勃発した。
そう内藤哲也とEVILの抗争である。
このあまりにも短すぎるスパンの抗争は、
早くもSNSなどで賛否両論が巻き起こっているが、
それは新日本としても予測できることであろう。
しかしあえてまたこの二人の2冠戦を行うのかを考えると、
それは上述した飯伏とジェイの権利証マッチと
深くリンクしてくるかと思う。
そのあたりはまた別記事で書きたいと思うので、
そちらもご覧いただければ幸いである。
まとめ
また当記事執筆中にG1一夜明け会見が行われ、
今後の発表があったのでここにつきしたいと思う。
その詳細はこちらの公式ニュースからご覧いただければと思う。
↓
さて長かったG1もおわり、新日本プロレスは
いよいよ今年も開催が決定されたドーム2連戦へ向け動き出す。
年末までの残り試合などを考えると、
ここからいろいろなことが加速度的に
展開が動くことは間違いない。
我々ファンもそのスピードに乗り遅れず、
しっかりとついていくことが必要だ。
その結果来年のドーム2連戦も、
今年のドームの2連戦のような
成功を収めることができれば最高であろうと思う。
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