前回と前々回の記事で間もなく開催されるメットライフドーム2連戦の展望と
その後の展開について書いてきたが、今回はその締めとして新日本が誇る二大エース、
内藤哲也とオカダカズチカについて書いてみたいと思う。
現在は至宝のタイトルであるIWGP戦線から距離を置いている二人であるが、
当然ながら虎視眈々と巻き返しを狙っているだろう。
では彼らはいったいどのようなルートを辿り、
至宝のタイトルへの道程を作ろうとするのだろうか？
当記事ではそちらを中心に進めていきたいと思う。
まずは今回のメットライフドームでタッグ王座に挑む内藤哲也から進めていこう。
ここ最近はNEVER6人タッグやIWGPタッグ戦線に邁進している内藤哲也だが、
その個人的な最終目標は新春のドームのメインで
IWGP世界ヘビー級王座に挑戦することであることは間違いないところだ。
そして至宝のベルトにドームで挑戦する最も確実なルートは、
来月に行われるG１で優勝することだろう。
正式には発表されていないが、今年も通例通りであれば
Ｇ1の優勝者が1.4ドームで挑戦する権利を得ることになるはずだ。
当然内藤哲也もまずはこのルートでの挑戦を狙っているかと思う。
そして次に考えられるパターンはＧ1優勝者に権利証マッチで挑戦し、
権利証を奪うという去年のジェイのパターンである。
しかしこのパターンはリーグ戦でＧ1優勝者に勝つという運の要素があるので、
初めから狙えるものではない。
よってこれは現時点で内藤哲也が想定していることはないかと思う。
基本的にここまで挙げた二つのパターンがドームでIWGPに挑戦できる近道であるが、
もしかすると内藤哲也は別のことを考えているのかもしれない。
内藤哲也が考えているかもしれない新たなルート。
それは現在狙っているタイトルであるタッグ王座を使ってのものだ。
その展開は現時点では想像がつかないが、史上初の2冠王座統一をはたした男ならば、
IWGPのシングルとタッグの2冠王者となることも当然頭にあるだろう。
もしこの展開が実現すれば昨年の東京ドームで2冠王者を失った内藤哲也が、
1年の時を経て形を変えた2冠王者に挑むという展開である。
この前代未聞となる挑戦がもし現実のものとなれば、
新日本創立50周年となる2022年の主役は
内藤哲也ということになるのではないだろうか。
そして上にも書いた創立50周年という節目の年の主役を狙うのは、
何も内藤哲也だけではないはずだ。
きっとこの男も当然その座を狙っているだろう。
そうそれは新日本の絶対王者と呼ばれてきたオカダカズチカである。
そのオカダであるがIWGP戦線という視点で見ると、
前回の王座決定戦で鷹木信悟に敗れたということもあり、
列としてはかなり後方に位置していることは否めないところだ。
またもし今回のジェフ・コブとのSPシングルマッチで敗れることがあれば、
よりその座は離れていくことになるはずだ。
そんなオカダであるが彼がもし巻き返すとすれば、
それはどのような展開が考えられるだろうか。
オカダというキャラクターを考えると
その挑戦の道筋もやはり王道路線となるだろう。
そうなれば道はただ一つＧ1優勝ということになるかと思う。
IWGP王者の期間が長かったオカダは、実は2014年を最後にG1で優勝していない。
↓
G1 CLIMAX ｜ 歴代チャンピオンクラス ｜ 新日本プロレスリング (njpw.co.jp)
しかし別の視点で考えると、チャンピオンではない今年は
久々の優勝のチャンスとも言える。
創立50周年という節目の年、オカダカズチカという
納まるべき場所にベルトが戻ることは十分にあり得るかと
考えてるのは私だけではないだろう。
さてここまで3記事にわたりメットライフドーム関連の記事を書いてきたが、
昨日ついに全対戦カードが発表された。
↓
次回以降の記事ではその決定したカードを含めた今回のドーム2連戦について
さらに深堀していきたいと思うので、そちらもご覧いただければ幸いである。
