先日の4.4両国一夜明け記者会見で、
今後の多くのカードが発表された新日本プロレス。
その中で早くも5.29東京ドームでのオカダカズチカの
IWGP世界ヘビー級への挑戦が発表された。
チャンピオンがどちらかわからない中、挑戦者が先に決まるという異例の流れだが、
これは挑戦者がオカダカズチカであるから起こりえることだろう。
やはりドームのメインにはこの男の姿がよく似あう。
ご存知の通り2020年1.5にて内藤哲也との史上初の2冠統一戦に敗れてから、
オカダは一貫してIWGP関連のベルト戦線から距離を置いていた。
その後2冠王座はさまざまな経緯の末、IWGP世界ヘビー級王座に統一されたが、
ついに新日本の象徴と言えるこの男が動き出した。
オカダカズチカがタイトル獲得に本腰を入れる。
そう考えるとやはりこの東京ドームから新しい至宝のベルトとともに
オカダのターンが始まるということなのかもしれない。
ではそうなればその後の展開はどのようなものが考えれらるだろうか？
まず期待されるのは、新日本のもう一人の象徴と言える内藤哲也との戦いだろう。
この二人の戦いはここ最近、2年ごとにドームのメインで組まれているが、
その流れから行くと次は2022年のドーム、つまり来年の年始となる。
5.29でもしオカダがIWGP世界ヘビー級王座を獲得すれば、
その先にあるドミニオンでの決戦も期待されるが、
やはりこの二人の戦いはさらに先に持ち越すだろうか。
そして年始のドームでの決戦を実現するためには、
内藤哲也が今年のG1で優勝する必要がある。
このようなことを考え出すと想像にキリがなくなるわけだが、
これこそがプロレスファンの大きな楽しみでもある。
オカダカズチカ対内藤哲也。
この新日本最高のカードが切られるのははたしてどの舞台になるだろうか。
ではその他にオカダとの対戦を期待したい選手は誰か？
それは新日本最高のヒールであるジェイ・ホワイトである。
オカダとも因縁深いジェイであるが、二人の至宝のベルトを賭けた戦いは
あの2019年4月のＭSG以来実現していない。
つまりジェイからすれば2年以上タイトルマッチでは、
オカダへのリベンジをはたせていないという状況である。
そう考えるともしオカダが今回タイトルを獲れば、
この男は絶対に黙ってはいないだろう。
必ず何かを企みオカダへの挑戦を狙うはずである。
稀代のトップヒールはおいしい獲物を逃すことはないはずだ。
他にも多くのレスラーの名が思いつくが、
それこそがこれまでオカダが築いてきた王者としての歴史の賜物だろう。
また状況が許せば海外団体との展開も考えられそうだ。
そうなれば以前タイトル戦線で激闘を繰り広げたあの男との再戦も考えられる。
さあ、オカダカズチカは一発で王者から新しい至宝のベルトを奪うことが出来るのか？
決戦はまだ先の話であるが、今から大いに楽しみである。
