現在コロナウイルス感染拡大の影響で、
興行が中断している新日本プロレス。
他団体はTVマッチを放映し、少しづつ稼働している段階だが、
新日本プロレスに関しては、いまだストップしたままだ。
しかし緊急事態宣言も解除されたことも考えると、
まもなく何らかの動きがあることは間違いないだろう。
そこで今回のテーマは、興行再開後新日本プロレスが
どのような展開となるのか考えてみようと思う。
目次
現在の状況はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの1強
まずは興行がストップし長期間が経過したので、
現在の状況を整理してみようと思う。
主要タイトルの保持者を見てみると明らかだが、
現在はユニット単位でみると、ロスインゴの1強状態である。
ロスインゴが保持するタイトルを列記すると、
・2冠王者（IWGPヘビー・IC）：内藤哲也
・IWGPジュニアヘビー級王者：高橋ヒロム
・NEVER無差別級王者：鷹木信悟
・NEVER無差別級6人タッグ王者：鷹木信悟・EVIL・BUSHI
つまり両階級のタッグとUSヘビー以外の全タイトルを、
ロスインゴのメンバーが保持しているということだ。
そう考えると興行が再開し、通常の展開が走り出せば、
必然的にロスインゴのメンバーが中心となるだろう。
ロスインゴ結成後、内藤哲也が突出したいた時代はあったが、
ここまで他のメンバーも含め、
展開の中心となるのはあまり記憶にないことだ。
これは内藤哲也の言う、ロスインゴの世界を
我々ファンが十分に堪能できるということに他ならない。
早くその世界を見てみたいと思うのは、きっと私だけではないだろう。
タイトル戦線の行方
そこで気になるのはタイトル戦線の行方であるが、
中断期間中、最も多くの挑戦者候補が名乗りをあげているのは、
鷹木信悟の持つ、NEVER無差別級のベルトである。
鷹木信悟自身は、中断前オスプレイとの再戦を希望していたし、
その他では各インタビューなどで、SHO、デスペラード、ELPなどが、
NEVERのベルトに興味を示している。
そんな多くのレスラーの挑戦表明を受けて、
鷹木信悟は以下のツイートをアップしている。
↓
ファンタズモか
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) 2020年5月29日
確かに面白そうだな
何人かNEVERと俺の名前を口に出していたが〜
再開した時、無かった事にするなよ...🐲#NEVER無差別級選手権 https://t.co/SBXPKPn8x4
（鷹木信悟ツイッターより）
まさに引く手あまたという状態であるが、
チャンピオンは一体誰を選択するのだろうか？
その他のロスインゴメンバーが持つベルトの状況であるが、
これに関しては、次の挑戦者は誰か？
という視点で見ると不明瞭であると言えそうだ。
これはもちろん次期挑戦者が決定していたであろう、
NJCやBOSJの中止が影響していることは間違いないが、
いまだ候補者が鮮明ではないということが現状である。
今後の展開には、こちらも中止となった、
内藤哲也対高橋ヒロムの一戦も関わってくると思われるので、
展開予想もさらに混迷を極めそうである。
言い換えればこのように混沌としている状況は
ファンにとっては予想の楽しみも増え面白い状態であるとも言えるが。
そんな中あえて時期挑戦者を考えてみると、
ヒロムの持つジュニアヘビーには金丸義信が挑むだろうか。
これはヒロムがインタビュー内で、
今一番闘いたい相手として金丸義信の名前を
挙げていたことが大きな理由である。
さらに自分の幅を広げるためにも、いまだ満足に触れたことのない
金丸ワールドを味わってみたいと語っていた。
他方、チャンピオンから名前を挙げられた金丸義信も、
ヒロムのことチャンピオンとしては認めているようだ。
相思相愛ともいえるこの二人のタイトルマッチの
実現に期待しておこうと思う。
そして最後は2冠王者である内藤哲也の行方だ。
これはダブルタイトルマッチなのか、それともそれぞれで防衛戦を行うのかも含め、
全く何も見えていない状況である。
中止となったサクラジェネシスでは
NJC覇者との2冠戦がアナウンスされていたが、
それも含め現在は白紙の状態であると言えよう。
内藤哲也本人は、それぞれのベルトで防衛戦を行いたい意向であることを
事あるたびに発言しているが、それが会社に受け入れられるかは、
これまでの経緯を見るとわからないところである。
そう考えると次のタイトルマッチは2冠戦が濃厚だが、
時期挑戦者となるはずであったNJCの覇者は、
いったい誰であったのだろうか。
実力から考えると前IWGP王者オカダカズチカで、異論はないところかと思うが、
今は他にやるべきことがあると考えているのでここは除外しようと思う。
ではそうなると一体誰が時期挑戦者として理想的であるのかだが、
個人的にはロスインゴの同門対決を期待し、EVILもしくはSANADAの名前を挙げたい。
今年の新日本プロレスのキーワードがロスインゴ復興であり、
かつ同門対決ということであれば、
幻のNJCの覇者は二人のどちらかということになるのではないだろうか。
二人のうちどちらが名乗りを挙げても、大きなインパクトとなるはずだ。
話題性から考えてもこれは十分に実現性のあるカードではないかと思っている。
まとめ
上述したことをまとめると、
本来であれば内藤哲也とヒロムの一戦を契機に、
少なくとも2020年前半はロスインゴの年であったかと思う。
そう考えると、コロナウイルスにより時期は少しずれてしまうことになるが、
再開後はロスインゴを中心に展開は進んでいくことになるだろう。
そしてロスインゴの年を締めくくるクライマックスとなるのは、
やはり内藤哲也と高橋ヒロムのシングルマッチとなるだろう。
その運命の師弟対決のやり直しの場所が、あの舞台、東京ドームのメインであれば、
私を含むロスインゴファンにとっては、待ったかいがあるというモノだ。
まもなく長きにわたった中断期間が終わることになるかと思うが、
もう少しと思われる中断期間をこのような想像を行いつつ楽しみたいと思う。
再開まではもう少しの辛抱だ。
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