3.20長岡大会で行われたNJC準々決勝。
その結果をもって3.26大阪城ホールで、新日本プロレス最高のカードと言える
オカダカズチカvs内藤哲也の一戦が再び行われることとなった。
ここ数年このカードは約2年に一度という長い周期で行われ、
それにより価値がプレミア化していたかと思うが、
今回は2か月連続というこれまでにないスパンで行われる。
これをどうとるかはファンにより違うかと思うが、
私はこれをこの50周年に懸ける新日本プロレスの意気込みと感じた。
ファンが見たいカードを惜しみなく提供する。
ある意味原点回帰ともいえる部分に新日本プロレスは立ち返ったとも取れるだろう。
なんにせよこの二人のカードが時間をおかずに見れるのは
ファンにとっては嬉しいことであることは間違いない。
では今週末に行われるこの二人の戦いで有利なのはどちらだろうか。
まずモチベーションという部分で言えば、
現王者であるオカダは優勝を果たしても実質名誉というところしか得るものはないが、
内藤哲也にすれば自ら最後尾と語ったIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権利が
今回オカダを破ることができれば再び手に入れることができるだろう。
またそのままNJC優勝までたどり着けば4月の両国で、
今年3度目となる戦いがタイトルマッチで行われることになるはずだ。
そう考えるとモチベーションという部分では内藤哲也が有利と言えそうだ。
またそれ以外にも内藤哲也が勝利すれば、ファンが最も見たいカードであろう
あの男との対戦がついに実現する可能性がある。
そうそれは高橋ヒロムとの運命の対決だ。
当記事は鷹木信悟との準々決勝前に執筆しており、
現時点ではヒロムが勝ち抜けるかはわからないが、
ここまでヘビー級のトップ選手である鈴木みのる、
そしてEVILを破ってきたことを考えれば、
一気に鷹木信悟の壁を突き破ってもそれはフロックと言えないだろう。
またもしヒロムが鷹木信悟を破れば、
次は準決勝でザックとオスプレイの勝者と対戦するわけだが
、
そこでオスプレイを倒すとなれば、ジュニアからヘビーに転向し
頂点のベルトまでたどり着いた二人を一気に倒すことになる。
これが本当に実現すれば、それはヒロムからすれば、
公言し続けているヘビー級との格差をなくす大きなきっかけとなるだろう。
今回当記事で書いたことがもし本当に実現すれば、
3.27大阪城ホールのメインであるNJC決勝戦で内藤哲也vs高橋ヒロムという、
新日本プロレスが誇る最高のカードがついに実現することになる。
今年に入っての新日本プロレスの展開を考えると、
ここで出し惜しみせず、多くのファンが見たいと思うこのカードが
実現する可能性は少なからずあるだろう。
はたして内藤哲也は宿命のライバルであるオカダを破ることはできるのか?
そしてその相手となるのは運命の相手ともいえる高橋ヒロムとなのか?
最終盤となったNJCからまだまだ目が離せないことは間違いなさそうだ。