現IWGP世界ヘビー級王者である内藤哲也。
王者として今後さらに防衛を重ねて言ってほしいところだが、
G1の状態から不安説も流れていることは事実だ。
そんな内藤哲也は9.29神戸でグレート-O-カーンとタイトルマッチを行い、
もしそこで勝利すれば10月の両国大会でG1覇者であるザック・セイバーJr.と
戦うことが決まっている。
またその1週間後にはイギリス大会も予定されているので、
そこでもしタイトルマッチが行われることになればさらにタイトな防衛ロードとなりそうだ。
そんな過酷な状況を行う可能性がある内藤哲也だが、
先日の後楽園ホール大会のバックステージで、今後の挑戦者について語った。
それはオーカーン、ザックをクリアすれば、自らが指名するというものだ。
今回のG1で内藤哲也は先述の2名に加え、鷹木信悟、EVILにも敗れている。
彼らとは年内に決着をつけたいという意向を話していたので、
もし両国を終わりタイトルを保持していれば、どちらかを指名する可能性は高いだろう。
鷹木信悟は同門、そしてEVILはLIJの創設メンバーということで、
両者とも内藤哲也にとっては因縁深い相手でもあるが、
はたして誰がその先の挑戦者に指名されるだろうか。
そして別の意味でファンが気になるのは昨日のNEVER戦で敗れた高橋ヒロムとの
対戦が実現するかどうかというところだろう。
おそらく多くのファンが昨日ヒロムがタイトルを獲得し、
内藤哲也との対戦へ進むのではと予想していたかと思うが、
現実は厳しく後退を余儀なくされた。
しかしヒロムがこれでチャンスがなくなったといえば、
そうではないように思う。
次のNEVERの挑戦者は鷹木信悟が濃厚であるが、
もし鷹木信悟がタイトルを獲得すれば、そこに再び挑戦者として登場し、
いわば内藤哲也への挑戦権を賭けた戦いが行われる可能性もあるかと思う。
それらがすべてうまく行けば、
1.4東京ドームで運命の一戦が実現することになるはずだが、
はたしてファン待望の一戦はついに実現するのだろうか?
これまでの予定調和が崩れつつある今の新日本プロレスならば、
何が起こっても不思議ではないだろう。