(関連記事はこちら↓)
7.10札幌大会で行われた王者エル・デスペラードと
挑戦者石森太ニの間で行われたIWGPジュニア選手権。
結果は30分近い熱戦の末、王者デスペラードが2度目の防衛をはたした。
そして以下の写真にもあるように、
次の挑戦者にはロビー・イーグルスが名乗りを挙げた。
この両者によるタイトルマッチは王者の希望通り次の東京ドームで行われる。
↓
ではその東京ドーム大会のタイトルマッチのあと、ジュニアの展開はどのように動いていくのか?
本日の記事ではそのあたりについて書いていきたいと思う。
まず今回のタイトルマッチの予想だが、個人的にはデスぺの防衛が濃厚とみている。
もしかするとこれは多くのファンの方もそうかもしれない。
では仮にデスぺが防衛をはたしたとして、
次の挑戦者に名乗りを挙げるのは誰になるだろうか?
これに関しては真っ先に頭に思い浮かぶのは皆さまも同じレスラーだろう。
そう、新時代のジュニアのカリスマと呼ばれる高橋ヒロムだ。
現在積極的欠場を続け、前説などで各会場に登場しているヒロムだが、
先月のドミニオンで近々の復帰を宣言した。
2月の欠場時に全治半年と言っていたことを合わせても、
間違いなく来月あたりには復帰することになるはずだ。
そして9月にはメットライフドーム2連戦というビッグマッチも控えている。
これらの要素を考えると、次の挑戦者はヒロムしかいないとなるだろう。
またヒロムの復帰はジュニア全体という視点でみても
大きな影響を与えることになるはずだ。
それはどこかというとジュニアの価値の向上という部分である。
ジュニアの価値の向上。
これをひとことで言うこと難しいが、
一つの指標としてはビッグマッチの試合順と言えるだろう。
それで見ると今年の新春の1.5東京ドームではジュニアのタイトルマッチは
セミファイナルであったが、(ヒロムvs石森太ニ)
今回のドームでは第二試合となっている。(デスぺvsロビー)
出場選手の違いと言えばそれまでだが、他の選手、
特に現王者デスぺにとってはこれは屈辱的な事だろう。
しかしヒロムが再び新日ジュニアに帰ってきたとなれば、
この序列を覆すことは可能であるかと思う。
光と影を織りなすこの二人が新日ジュニアを両輪として牽引できれば、
きっとこれまで以上の価値を生むことも不可能ではないだろう。
彼ら二人の今後の本当の使命はその部分であるのかもしれない。
では私が考えるもう一人の選手を挙げてみたいと思う。
それはヒロムの盟友であるLIJのBUSHIである。
現在のLIJは欠場中のヒロムを除くと、鷹木信悟はIWGP世界ヘビー級を
そして内藤哲也・SANADAはタッグのタイトルを保持し、
ヘビー級の3人全員がチャンピオンという状態である。
鷹木信悟や内藤哲也がよく口にしているが、
BUSHIがこの状態を良しと考えているわけはないだろう。
つまりBUSHIは個人として相当な危機感を持っている状態かと思う。
そんな危機感を持つBUSHIの姿に現王者のデスぺが反応している。
↓
BUSHIがやる気出しまくっててすげぇな
— El Desperado (@ElDesperado5) 2021年7月15日
とても楽しい https://t.co/OXLGYKs4PI
この流れを見ているとヒロムではなくBUSHIは次の挑戦者という展開も
大いに考えられそうだ。
個人的にはヒロムとの挑戦者決定戦などがあれば面白いと思うが
はたしてどうなるだろうか?
ここまでドーム後の今後のジュニアについて書いてみたが、
実際にどうなるかはやはりヒロム次第ということになるかと思う。
ヒロム自身が復帰後まず狙うベルトがシングルのタイトルなのか、
それともタッグのタイトルなのか、はたまた両タイトルの総取りなのかで
今後のジュニア戦線は大きく変わることになるだろう。
はたしてヒロムはいつ復帰し、どのタイトルに狙いを定めるのか?
それはおそらく7.25東京ドームで明らかになるだろう。
ジュニアのタイトルマッチのあと、どのような光景が見られるのかを
期待しその時を待ちたいと思う。