目次
Bブロックの展開まとめ
この愛知大会でBブロックも終盤戦に突入したわけだが、
ここまでの得点状況は2冠王内藤哲也が10点で単独首位、
そしてEVILが8点で2位につけている展開だ。
また優勝の可能性はその下の6点の選手までが残されている。
つまりここからの残り3戦の結果次第で、
まだまだ展開が変わりそうな状況であるということだ。
その状況がこの愛知大会でどのように変化したのか。
ここからはまずそのあたりを整理してみようと思う。
結論から先に言うと、今大会を終え
得点状況はより混戦模様へと状況は変化した。
7戦を終えた得点状況は以下のように変わった。
10点=内藤哲也、EVIL
8点=SANADA、後藤洋央紀、ザック・セイバーjr
残り試合などの状況を考えると
決定戦進出は実質この5人に絞られたと言っていいだろう。
ではこの4人の残り試合から今後どのような展開が
予想されるのかを考えてみたいと思う。
該当選手残り試合
内藤哲也=矢野、KENTA
EVIL=後藤、SANADA
SANADA=棚橋、EVIL
後藤=EVIL、ジュース
ザック=ジュース、棚橋
次戦での直接対決は後藤対EVILが組まれているが、
この試合で後藤が勝てば最終戦にチャンスは残る。
しかしもしEVILにここで敗れると、
その瞬間後藤の決定戦進出はなくなるということになる。
またEVILは得点が12点となり
首位のまま最終戦を迎えることが出来るということだ。
そして仮に残る三人、内藤哲也とSANADA、ザックが勝利すれば、
最終戦を前にこのような得点状況となる。
内藤=12点、EVIL=12点、SANADA10点、ザック10点。
現状の個人的な予想では、
この4人が接戦という状況で、
最終戦を迎えるのではと考えている。
ではここからは直接対決のまとめと
決定戦進出の条件などを考えてみたい思う。
まずはそれぞれの直接対決の結果を見てみよう。
直接対決結果
内藤=SANADA✖、EVIL✖、ザック〇
SANADA=内藤〇、EVIL?、ザック〇
EVIL=内藤〇、EVIL✖、ザック✖
ザック=内藤✖、SANADA✖、EVIL〇
これを見ると一目瞭然で内藤哲也は不利な状況であるとわかる。
つまりEVIL、SANADAどちらかに得点で並ばれると、
その瞬間、チャンピオンとしての
G1制覇という公約は果たせなくなるということだ。
では最終戦を迎え、上述した内藤=12点、EVIL=12点、SANADA10点
そしてザック10点を前提にすると各選手の決定戦進出の条件は
どのようなモノになるであろうか。
決定戦進出条件
内藤哲也=KENTA戦に勝利し、EVIL対SANADAが引き分け以下
EVIL=SANADA戦に勝利
SANADA=内藤哲也がKENTA戦に敗れ、かつEVIL戦に勝利
ザック=棚橋戦に勝利し、かつEVIL対SANADAが引き分け以下、
かつ内藤が敗北
私のルール把握に間違いがなければ、この条件であるはずだ。
これを見てみると、EVILが最も有利な立場であると言えるだろう。
つまりすべては両国の最終戦で判明するということだ。
そしてその戦いはザックを除けば、
くしくもLIJ対BCの対決であるわけだが、
きな臭い匂いしか感じないのは私だけではないはずだ。
10.18両国決戦、
ファンなら見逃し厳禁であることは言うまでもないだろう。
ではここからは一気に混戦模様となった、
Bブロック公式戦愛知大会について
簡単に振り返っていこうと思う。
今年3度目の運命の対決はEVILに軍配
見出しにもあるように今年3度目の元パレハ同士の戦いは、
LIJを裏切ったEVILに軍配はあがった。
これで対戦結果はEVILの2勝1敗となったわけである。
珍しくノーコメントで会場を去った内藤哲也の状態も心配であるが、
それとは反対に因縁の相手に勝利した
EVILに勢いがついたことは間違いないだろう。
これによりEVILは直接内藤哲也に勝ったことで
同点首位ではあるが、実質的にはトップに立った。
またチャンピオンを破ったということで、
その挑戦資格も獲得したと言えるだろう。
そして今大会の勝利で勢いを増したのか、
同じBCのジェイに対する口撃も絶好調だ。
それからよ、ジェイ、ずいぶん外道のことを信じてるようだな。そうかそうか……。(※不敵な笑みを浮かべて小声で)ハハハ。(※東郷の肩を軽く叩いて)オイ、行くぞ
(引用:新日本プロレス公式)
このままEVILはさらに勢いづき、
G1制覇のみならず、BCの全権をも手に入れてしまうのか。
闇の王の侵略はとどまるところを知らない様相である。
これもプロレス
今大会で個人的にもっとも楽しめたのは、
このKENTAと矢野通の戦いであった。
この試合はリング内で戦うことがほぼなく、
お互いの策略とプロレス頭が問われる試合であったと言えるだろう。
この試合は矢野通にすれば普段通りの戦いと言えるが、
それに付き合いかつ勝利を奪い取ったKENTAの
懐の広さを改めて知らしめた試合といっていいだろう。
このようなKENTAの幅の広さが、
新日ファンに嫌われつつも愛される所以であるかと思う。
そんなKENTAの最終戦は2月の2冠戦で敗れた内藤哲也である。
BCとしてみれば負けられない戦いとなるが、
KENTAとEVIL、両者の関係はハッキリしていない状況である。
この試合はおそらく一筋縄ではいかない戦いとなるはずだ。
BCのメンバーが介入してくることも十分に考えられるだろう。
そしてそこで現在のBCの騒動の答えの一端が、
見えるのではないかと個人的には考えている。
分裂か、追放か、もしくは大同団結か。
何が起こってもおかしくはないと言えるだろう。
次戦 横浜大会について
最終戦前のこの大会のポイントは、やはり現在8点以上の選手が
どのような結果をもって両国へ臨むのかというところだろう。
特に後藤洋央紀とEVILの直接対決は、
お互いにとって大きな意味を持つこととなる。
またメインで棚橋弘至と対戦するSANADAは
依然最も負けられない立場であることには変わりない。
つまり今大会でのエース超えは必須であるということだ。
そして内藤哲也であるが、SANADA、EVILとの対戦に敗れ、
一転王者としてのG1制覇に暗雲が立ち込めた。
また今大会の対戦相手は昨年足をすくわれた矢野通である。
もちろん他の選手の結果にもよるが、
ここでもし矢野通に敗れることがあれば、
内藤哲也は最終戦を前に事実上、ジ・エンドということになる。
2冠王者としてのG1制覇を楽しみにしている多くのお客様に対して、
最終戦を前にして終局を迎えるわけにはいかない。
まさにいつか見た、崖っぷちの状態からの
逆転の内藤哲也は発動されるのだろうか。
ある意味今大会でもっともスリリングな試合になるかもしれない。
そんな横浜大会は10.14 18時半スタートだ!
大混戦となったBブロックを勝ち抜けるのは誰だ?