ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】 バレットクラブの今後について考えてみる

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(出典:新日本プロレス公式)

 新日本プロレス最大の勢力を誇る

ユニットであるバレットクラブ(以下、BC)

 

 

そのBCが今大きく揺れていることは

皆さんもよくご存じのことだろう。

 

 

全ての始まりは7月のNJC最終戦で起こった、

EVILの電撃加入からである。

 

 

当時外国在住選手の不参加により、苦境に陥っていたBC。

それを打破するためにEVILの加入を目論んだのだろう。

 

 

その策略はEVILの2冠奪取という結果も生み、

EVILの加入は成功しているかのように見えた。

 

 

そのパワーバランスが崩れたのはG1にジェイ、

そしてKENTAというここまでBCを牽引してきた

二人の参戦が決まってからであろう。

 

 

この二人からすればEVILの加入は、

何らかの示唆はあったかもしれないが、

基本的に自身の関与せぬところで起こったことである。

 

 

よって多くのファンはこの二人がEVILについて

どう思っているのかに対し注目していたわけだ。

 

 

特にリーダーであるジェイの動向は大きな関心を集めた。

G1期間中ジェイがどういう行動をとるのか、

誰しもが興味を持ったことだろう。

 

 

しかし今回のG1はこのコロナ禍により、

別ブロックの大会には出場しない。

 

 

このことにより別ブロックに配置された

ジェイとEVILは直接対峙することはないまま時間は過ぎた。

 

 

それが動いたのは10.1のEVIL対KENTAの同門対決の後だ。

KENTA自身は明確には言及しなかったが、

ジェイは次の大会の試合後、EVILに対し挑発的な言葉を投げかけた。

 

 

そのコメントの要約を以下である。

EVIL……この“Jay1 CLIMAX』、俺たちは別々のブロックに組まれた。ということは、お前がファイナル(決勝)まで上がってこないと、俺とは当たらないということだ。お前は決勝まで上がってこれるのか? KENTAとの公式戦を見たが、お前とディック・トーゴーのダーティープレーには心底ガッカリした。お前のためを思って忠告してやるが……あれは許せない。お前はBULLET CLUBのサポートがなければ、今の地位には上がれなかった。お前が『NEW JAPAN CUP』を制覇できたのも、BULLET CLUBの力があったからだ。

 (引用:新日本プロレス公式)

 

 

このコメントを見て初めてファンはジェイの意向を知ったわけである。

ジェイは決してEVILのことを認めていないということを。

そればかりか全てはBCのおかげであると言い切っている。

 

 

このKing Switchの言葉に、もう一人のKingである闇の王EVILも

即座に反応したのだ。

 

オイ、それからジェイ。オメェ、勘違いするなよ。(※不敵な笑みを浮かべ)全員が、お前の後ろについてるとは限らねえぞ。

 (引用:新日本プロレス公式)

 

 

この発言により完全に二人の対立の図式が明確となった。

一気に流れは分裂の方向へと高まったということだ。

 

 

そして先日にジェイと裕二郎の試合に於いて、より事態は混迷を深めた。

裕二郎の造反ともいえる行動によって

ジェイはますます疑心暗鬼になったのである。

 

10.10大阪でのバクステでのやり取り

ジェイ「“Jay1”、まだ俺の優勝の可能性はある。なのに、なんではユージローは邪魔しようとするんだ? これもEVILの策略か?」
外道「そうとは思えない。俺がなんとか解決するから時間をくれ」
ジェイ「本気で何も知らなかったと俺に誓えるか?」
外道「もちろんだ。誓うよ」
ジェイ「じゃあ、そうしてくれ。お前からユージローと話をしてくれ。俺がいま話したら、自分でも何をしでかすかわからない」
外道「まあ、ここは俺に任せてくれ」
ジェイ「わかった。頼んだからな(※と言って、外道を抱き寄せるようにして並んで控室へ)」

(引用:新日本プロレス公式)

 

 

上記にあるようにこの騒動は外道が仲裁に入り、何とかするということで

一旦は矛を収めているが、疑惑が疑惑を生んでいる状態である。

ざっとここまでが大まかな流れである。

 

 

では今後BCはどのような方向に進むことが考えられるだろうか。

可能性としては以下が挙げられるだろう。

 

①ジェイ派とEVIL派の二派に分裂

②ジェイの追放

③EVILの追放

④大同団結

 

 

現在の目に見えている状況だけをみれば、

全て起こりえる可能性があるように思える。

 

 

上記を順番に見ていくと①の2派に分裂というのは

可能性として高いかと思う。

 

 

そうなったときはおそらく外国人選手と日本人選手に

わかれると思うが、これは今の状況を見ると

あながち悪い話ではない。

 

 

渡航制限の問題はあるが、2派の抗争を日本で展開してもいいし、

仮にジェイ派とする外国人選手は、一定期間アメリカを主戦にすることも可能だ。

 

 

海外戦略を今以上に広げていくのなら、その海外での人気が絶大である

彼らBCの力は大いに必要であることは間違いない。

このような理由からこのパターンは大いにアリかと思う。

 

 

続いては②、③について、つまりどちらかのKingが

追放される展開について考えてみよう。

 

 

BCの歴史は裏切りと追放の歴史である、

と考えればこの展開の可能性も少なからずあるだろう。

 

 

むしろ当人同士のコメントを見ると、

この流れのように思えても仕方がないところだ。

 

 

またその中でも今はジェイの追放フラグが

ビンビンに立っていると言える。

 

 

リーダー就任から2年、これまでの歴史を見てみると

時期的にもそろそろとも言えるかもしれない。

 

 

しかしこの展開は個人的にはあまりないように思う。

なぜならジェイの追放、つまりベビーターンするには、

あまりにもヒールとしての存在が完璧すぎるからだ。

 

 

つまり今の新日本でジェイ以上にヒールとしての

存在感を出すことはなかなか難しいことであり、

それは代わりがきかないということである。

 

 

またEVILにしても①のように分裂し、

そのリーダーに座るということはあっても、

加入早々の追放はなかなか考えにくところである。

 

 

一つ言えることは今EVILはジェイに対し、

コメントで揺さぶりをかけているが、

 

 

プロレスの歴史では仕掛けている側が

 追放となることはよくある話ではある。

その部分には一抹の懸念があると言えるだろう。

 

 

そして最後は④の大同団結だ。

これはつまり今のBCの行動は、

壮大なファンを欺くための仕掛けということになる。

 

 

個人的にはこの展開が一番濃厚ではないかと考えている。

それぞれのブロック最終戦で、BCのために共闘姿勢を見せ、

可能性のあるジェイ、EVILの進出を手助けするのではないだろうか。

 

 

そしてG1をBC色に染めジャックする。

これらがファンに受け入れられるかはわからないが、

彼らの本当の目的はこのようなモノではないだろうか。

 

 

そうなるとG1決勝はEVIL対ジェイという

ことになるだろう。

 

 

そしてこの時点ですでに二人が結託していれば、

この決勝は史上最悪の試合になるかもしれない。

 

 

そうなればG1史上初と言ってもいいバッドエンドで

締めくくられることになるだろう。

1.5ドームの悪夢が再びよみがえるかもしれない。

 

 

ここまで妄想全開でいろいろ書いてきたが、

ご覧の皆様の予想や願望はどのようなモノだろうか。

 

 

予想通り、分裂や追放が起きるのか。

もしくは最終的には結託し、ファンに再び悪夢を見せるのか。

全ては今週末には判明するはずだ。

 

 

各ブロックの勝ち抜けアンケートは間もなく終了!

 


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