結成5年目を迎えいまだ圧倒的支持を得ている理由
2020年にて結成5年目を迎えた、
ロスインゴベルナブレス・デ・ハポン。(以下、ロスインゴ)
いまだその人気は衰えることを知らない。
それどころか内藤哲也の2冠王座獲得や高橋ヒロムの復帰、
そしてそのヒロムのジュニアヘビータイトル獲得などで逆に勢いを増している印象だ。
これほどまでにロスインゴが長期間ファンの圧倒的な支持を獲得している理由は何か。
今回はそれについての自分なりの考えを書いていこうと思う。
際立つそれぞれの個性と集合体としてのダークヒーロー感
”制御不能なカリスマ”” 内藤哲也 (現2冠王者)
””king of darkness" EVIL(現NEVER6人タッグ王者)
”coid skull" SANADA
”ticking time bomb" 高橋ヒロム(現IWGPジュニアヘビー級王者)
”漆黒のデスマスク” BUSHI(現NEVER6人タッグ王者)
"the dragon" 鷹木信悟(現NEVER無差別級&NEVER6人タッグ王者)
現在のロスインゴのメンバーは以上の通りだ。
新日本プロレスファンなら、当然全員のキャラクターやその姿がイメージできるだろう
改めてこうやって思い返してみると、誰一人その個性が被ることなく、
それぞれのキャラクターを確立していると言える。
これはコンテンツ産業と言われるプロレス界に所属するレスラーとして、
またその中に位置するユニットとして大変重要なことであると思う。
これはエンターテイメントの世界全般に言えることだが、
各個性の必要数、つまりその世界の中での各個性、キャラクターが
必要とされている人数はおのずと決まっていると思う。
つまりありきたりの個性であればあるほど、差別化が難しくなり競争に巻き込まれる。
なので芸能界などに於いても、各タレントが独自の個性を出そうと躍起になるわけだ。
これはもちろんスポーツエンターテイメントであるプロレス界に当てはまるだろう。
どれだけいい選手が揃っていても、それぞれの個性が画一的であれば、
恐らくその人気は長続きしないはずだ。
そういう部分に於いてはプロレスファンは飽き性であり、シビアであると思う。
しかし欠点などがあっても、各個性が際立っていればそれだけ多くのファンが
引き寄せられる可能性が上がるのは自然の摂理と言えるだろう。
つまり飽きさせないためには多様性が求められるということである。
そう思うと6者6様の個性が際立つロスインゴは、その点でも最強と言えるだろう。
そんな個性が際立つロスインゴだが、メンバーが集合体、つまり複数で集まると
陳腐な言葉となるがめちゃめちゃカッコいいのである。
入場時に横並びになる時、そこに圧倒的なダークヒーロー感をいつも感じてしまう。
そのように感じるファンはきっと多いことだろうと思う。
(出典:新日本プロレス公式)
上は2月2日の札幌大会の画像である。
当日はワールドで観戦していたが、この3人が並ぶだけでも大歓声であった。
改めてこの写真で見ていても、他のユニットにはない華がそこに存在する。
つまり各自の個性が際立っているからこそ、
集合体となればその輝きがより一層光り、ファンの心を掴むということだろう。
しかし今だ6人のそろい踏み、そして大合唱は実現していない。
1.5東京ドームはそのチャンスであったが、あのKENTAの乱入劇により、
実現することはなかった。(内藤哲也曰くその予定はなかったようだが。)
来たる2.9大阪城ホール大会。
メインに勝利した内藤哲也の元に、全メンバーが初めてそろい踏みし、
多くのファンともに大合唱する景色が見れることを期待してやまない。
その思いはロスインゴファン全員の総意であるだろう。
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では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。