2018年以降の停滞は全て2020年のためにあったのか。
(出典:新日本プロレス公式)
ここ最近の印象ではあるが、ロスインゴの勢いが戻ってきていると感じる。
もちろんその大きな要因は、リーダーである内藤哲也の2冠奪取、
そしてヒロムのIWGPジュニアヘビー級タイトルの獲得に依るところが大きいだろう。
その他のメンバーもEVIL、信悟、BUSHIがNEVER6人タッグタイトルを獲得した。
唯一SANADAだけが何もタイトルを保持していないが、
今後ジェイとの抗争が始まりそうなので、こちらもおおいに楽しみである。
では今回はそのロスインゴの復権について書いていこうと思う。
きっかけはヒロムの復活
思えば2018年のヒロムの負傷欠場を境に、ロスインゴはユニットとして勢いを失った。
その後鷹木信悟の加入があり、信悟自体は大活躍を見せたが、
ユニットとしては大きく勢いを取り戻すまでには至らなかったように思う。
そして2019年となり、ユニットとしても、
メンバー個人としてもさらに勢いを失ったように感じた。
個人が単発的に輝いた時期もあったが、長続きはしなかったように思う。
そんなロスインゴの空気を変えたのは、年も押し迫った11月のヒロムの復帰宣言だろう。
2か月が経った今から思えば、やはりあれがロスインゴ復権の号砲であったと言えるだろう。
そしてヒロムの復帰を待っていたかのように、
当時言葉を失っていた内藤哲也も言葉を取り戻した。
制御不能なカリスマと稀代のファンタジスタが勢いを取り戻せば、
やはりユニットに与える影響は大きいものとなるはずだ。
そして二人はその勢いのまま、WK14でその野望を達成したのだ。
これからのロスインゴベルナブレス・デ・ハポン
ではWK14を終えたロスインゴは今後どう進んでいくだろうか。
以前に以下の記事を書いたので、良ければこちらも読んでいただければと思う。
ではまず今の状況を整理してみよう。
リーダーの内藤哲也は2冠王者、そしてヒロムもIWGPジュニアヘビー級チャンピオンだ
そしてEVIL、信悟、BUSHIもNEVER6人タッグチャンピオンである。
SANADAは今のところ無冠。
そして次期シリーズにて、各タイトルの防衛戦が組まれており、
鷹木信悟はNEVER無差別級の挑戦が決まっている。
つまり各タイトルを防衛し、信悟がNEVERを戴冠すればさらにタイトルが増える。
こうなると期待したいのは、さらにベルトの価値を上げるための同門対決である。
基本的にユニット対決が主流である新日本ではもちろん簡単ではない話だ。
しかしそれゆえに、もし同門対決でのタイトルマッチが実現すれば、
新鮮さという意味では最高である。
また注目度、話題性という部分でも、通常以上のものとなるだろう。
もし各シングルタイトルで同門対決が実現すれば、ユニットとしての勢いは
さらに加速していくはずである。
そしてユニットとしても新日本の中心に位置することになるだろう。
それこそがユニット内でも切磋琢磨し、メンバーの価値を高めるという、
リーダーの内藤哲也のポリシーにも合致する。
ロスインゴファンはここ数年の停滞から復権しつつある今を楽しめ、ということだ。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。