目標だった超満員には届かなかった。
(出典:新日本プロレス公式)
1.4 40008人
1.5 30063人
これは今年の東京ドーム、WK14の観客数である。
今回会社としての目標は、43000人×2日間の86000人を集客することであっただろう。
そのために特に年末に関しては、メディアへの露出などを筆頭に
大掛かりなプロモーションを行ったと思う。
しかし両日とも超満員には届かなかった。
この事実をどう受け止めればよいだろうか。
新日本プロレスの経営陣、木谷オーナーやメイ社長、そして菅林会長は、
各インタビューで7万人の集客は大成功であったというニュアンスの発言をしていた。
これが本音かどうかはもちろんわからないが、少なくとも失敗とは捉えていないだろう
下の記事の見出しにもあるように、新たなステージへと進むきっかけになったはずだ。
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当たり前のことだが、2日間の興行でで7万人を集めるということは簡単ではない。
スポーツという視点で見ても、ジャンルやチームが限られたモノでしか達成できない。
エンタメの視点で見ても、限られたアーティストしか達成は不可能だろう。
つまり新日本プロレスは、スポーツやエンタメの中でも、
限られた領域に入ったということではないだろうか。
このように考えて見ると、メイ社長の自信も頷けるところである。
もはや日本の他団体は視界には入っていないだろう。
次のステージとは何か?
では新日本プロレスが目指す、次のステージとはいかなるモノだろうか?
今現在発表されているスケジュールなどから考えて見たいと思う。
まず大きな変更点は、G1が秋の開催にシフトしたことが挙げられるだろう。
これはオリンピックが開催されるため、予測していた方も多いかもしれない。
またどんたくシリーズまでの開催は例年と大きな違いはないと言えるだろう。
となるとポイントは夏の興行と2021年正月のドームということになるだろうか。
夏に関しては関東圏での興行が難しいはずであるし、来年の1.4は月曜日である。
では7、8月の興行はどのようなモノになるのだろうか。
日本での開催なら、関西、九州、そして北海道などが考えられる。
もちろん海外へこの時期に積極的に進出することもあるだろう。
そしてまだ発表されていない来年のお正月のドームだが、
日時を週末へ移動するかもしれないのではないだろうか。
つまり1.4ではなくなるかもしれないということだ。
メイ社長であればこれまでの通例に囚われず、柔軟に対応されるのではないかと思う。
30年目で初めてG1を秋に開催するのは、その一環と言えるだろう。
超満員に向けて絶対に必要なモノとは
では今回の結果を受けて、超満員にするために必要なモノとは何だろうか。
一言で言うと、世間にいかに新日本プロレスを知ってもらうか、ということだろう。
プロレスファンというのは、自分もそうだが多かれ少なかれマニアであると言える。
つまり自ら新日本プロレスを追いかける層と言えるだろう。
しかし今回それだけの層では超満員にならなかったことも事実である。
つまり現在は興味がない層や知っているだけという層にファンになってもらう必要がある。
そのためにはマニア層を超えた、世間一般への訴求が重要であると言えるだろう。
一般の方が目にするモノの中に、普通にレスラーがいるということが理想であると思う。
今は地上波だけではなく、訴求できるチャネルはたくさんある時代である。
それらに直前期だけではなく、継続的に露出を続けることが重要であると思う。
そしてどんどん入口の間口が広がっていけば、超満員も夢ではなくなるだろう。
そうなればまたさらに上のステージに進めるということになるはずだ。
当ブログもその普及の一環となれば幸いである。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。