4.26広島大会のメインにて行われる、
内藤哲也vsグレートオーカンのSPシングルマッチ。
この戦いはNJC1回戦のリマッチとなるが、
内藤哲也はこの戦いの先にいったい何を見据えているのだろうか？
本日の記事ではそのあたりについて書いていきたいと思う。
まず現在の両ユニットの状況だが、
オーカーンが所属するUEはまさに絶好調と言える状態だ。
リーダーであるオスプレイがIWGP世界ヘビー級王座に戴冠したほか、
新メンバーにアーロン・ヘナーレも加え勢力も増強した。
かたやＬＩＪは鷹木信悟のIWGP世界ヘビー級王座への挑戦は決まったが、
両国でＵＥに完敗するなど上り調子とは言えない状態だ。
まさに両ユニットは好対照な状態であると言えるだろう。
ではそんな状況の中、内藤哲也はいったい何を狙っているのかだが、
まずはＮＪＣで敗北した相手へのリベンジという部分は当然あるだろう。
あの性格的に執拗である内藤哲也が
負けたままの相手のことを忘れるわけはないはずだ。
ここはきっちりとオーカーンを成敗してくれることだろう。
そしてオーカーンを撃破したとしてその先にあるものとはだが、
これはＵＥ盟主であるオスプレイへの挑戦ではないだろうか？
ここまでの情報を見てみると5.29東京ドームで
次のタイトルマッチの勝者とオカダが戦うことになっているので、
オスプレイがチャンピオンのままでいるかはわからないが、
仮にオスプレイがこの2つのタイトルマッチをクリアすれば、
その先にあるドミニオンでの戦いに名乗りを挙げても不思議ではない。
ＬＩＪのカリスマがＵＥの盟主と戦う。
この二人の決戦は大舞台にはふさわしい
スペシャルなカードであると言えるだろう。
さてこの二人のこれまでの絡みを思い出すと
ほぼ皆無と言っても語弊はないかと思う。
つまり彼らの戦いはファンから見ても新鮮味に溢れているということだ。
内藤哲也くらいのキャリアになると、どうしても戦いに既視感が出てきてしまうが、
オスプレイとの戦いはそのような部分が感じられない。
純粋に戦いという部分をとってもこの二人の戦いは
実に刺激的なものになるのではないだろうか。
そしてこの二人のファイトスタイルを考えると、
オスプレイには内藤哲也と名勝負を繰り広げたあの選手が重なる。
そう、Ｇ1決勝を争ったケニー・オメガである。
この内藤哲也とケニーのＧ1決勝は個人的に何十回と見たお気に入りの一戦だが、
同じアスリートプロレスにカテゴライズされるであろうオスプレイとの戦いは
このケニー戦を彷彿させる戦いが期待できそうだ。
さてここまで内藤哲也が自ら発信し望んだ
オーカーン戦の先の展開について書いてみたが、
私の予想と内藤哲也の考えていることは合致しているだろうか。
もしかするとその答え合わせが出来るのは、
4.26広島大会のメイン後のリング上かもしれない。
内藤哲也にとって第二のホームと言える広島で彼は何を語るのか？
今から楽しみで仕方がないところである。
