明日より2連戦で行われる福岡大会が終われば、
その後新日本プロレスは短いオフを挟み、
前哨戦なしで5.15横浜スタジアム大会を行うこととなる。
またその後は短期の前哨戦を挟み、5.29東京ドーム大会、
そして6.6大阪城ホールでのドミニオンとビッグマッチが続く
怒涛のスケジュールが組まれている。
5月中旬から6月初旬にかけてのこの大会場での連戦は、
まさに新日本プロレスでしか実現できない圧倒的なスケール感と言えるだろう。
もちろんこのビッグマッチの連戦を成功させるためには、
魅力的なカードをたくさん我々ファンに提供し、
興味を惹きつける必要があることは明白だ。
つまり今後新日本プロレスはこのビッグマッチで出し惜しみすることなく、
各タイトルのタイトルマッチを組んでくることになるはずだ。
そこで今回の記事では今後各タイトルがどのように動いていくのかを
個人的な予想も含め進めていきたいと思う。
IWGP世界ヘビー級王座
皆さんもご存じの通り、現チャンピオンはThe commonwealth kingpinこと
ウィル・オスプレイである。
4.4両国で初代王者飯伏幸太を破り、帝国の盟主が新日本の頂点に君臨した。
圧倒的ポテンシャルを持つこの若き王者を倒すのは容易ではないだろう。
そんな最強王者に5.4福岡大会で挑むのはLIJの鷹木信悟だ。
自らをハツラツおじさんと呼ぶこの男が因縁深きオスプレイを倒し、
ここ新日本でも頂点に立てるのか、個人的には大いに注目している。
そしてこの試合の勝者に5.29東京ドームで挑戦するのは、
IWGPの象徴と呼ばれていたオカダカズチカだ。
オカダのIWGPへの挑戦は約1年半ぶりとなるが、
この間に2冠王座が統一するなど、IWGPを取りまく環境は大きく変化した。
タイトル統一時にクソだせぇと語ったこのIWGP世界ヘビー級王座を
もし獲得した時、いったいオカダが何を語るのか?非常に興味があるところだ。
5.29東京ドームというビッグマッチを終えた時、
新しい至宝のベルトは落ち着くべきところに落ち着いているのか。
個人的にはこの時点でオカダが手にしているのではと思っている。
もちろんその直後に行われるドミニオンでも
IWGP世界ヘビー級のタイトルマッチが組まれるはずだ。
新日本プロレスの2021年上半期を締めくくる男は誰になるのだろうか?
NEVER無差別級選手権
このNEVER無差別級選手権は5.3福岡大会で、
棚橋弘至とジェイ・ホワイトによりタイトルマッチが行われるが、
少し前を思えば誰がこの組み合わせを予想できただろうか。
ある意味2冠王座統一によりもっとも注目を集めている
タイトルであると言っていいのではないだろうか。
現王者棚橋はこのNEVERのベルトをIWGPに近づけると公言しているが、
王座統一の流れの中、必然的にそのような姿になってきていると感じる。
おそらく新日本プロレスとしても、今後ICに代わる2番目のベルトとして
位置づけたいのではないだろうか。
この二人の組み合わせからはそんな思惑も感じるところである。
さてそんな注目されるNEVERのベルトであるが、
この福岡決戦の後、どのように進んでいくのだろうか。
個人的に予想しているのは、このNEVERのタイトルマッチが
横浜スタジアムのメインを飾るのではということである。
そして王者は現時点でどちらになっているかはわからないが、
福岡の勝者に挑戦するのはこの男だろう。
そう、2冠王座陥落からの逆転劇を目指す内藤哲也である。
そのあたりについては以下の記事に詳しく書いているので、
そちらもご覧いただければ幸いである。
↓
5.29東京ドームのメインを飾るのがオカダカズチカであれば、
5.15横浜スタジアムのメインを担うのはこの男しかいないだろう。
それはつまり自らが提唱したこのベルトを再び手にしたとき、
逆転の内藤哲也第二章がスタートするということだ。
さてここまでIWGP世界ヘビー級王座、
そしてNEVER無差別級王座について書いてみたが、
文字数も多くなってきたので当記事はこのあたりで終わりとしたいと思う。
これから始まる新日本プロレスの怒涛のビッグマッチ攻勢。
はたしてそれが終わった時、新日本の中心にいる男は誰になるだろうか。
まずは明日から始まる福岡大会2連戦で何が起きるのかに注目し
追いかけていきたいと思う。