1.4、1.5のダブルドームで行われた今年のレッスルキングダム16。(WK16)
WK16自体は1.8横浜アリーナのNOAHとの対抗戦も含まれているが、
新日本内の戦いは先日の1.5の大会をもって今後の展開が見えてきた。
今年のWK16、メインとなる3本の巡るIWGPの戦いは、
大本命とも言えるオカダカズチカが制し、
第4代のIWGP世界ヘビー級王者を戴冠した。
そして1.5大会のメイン終了後、オカダの前に現れたのは
新日本のもう一人の顔である内藤哲也であった。
オカダカズチカと内藤哲也。
新日本が誇るトップオブトップが再び向かい合うという
光景がそこに生まれたわけだ。
この切り札とも言えるカードをここで切ってきたということは、
今年の新日本は昨年までのチャレンジ的な路線とは異なり、
50周年に相応しい王道路線を進むという意思表示かと思う。
王者のオカダに挑む、挑戦者内藤哲也。
およそ2年ごとの節目に行われてきたツートップによる対決は、
やはりファンに与える安心感は絶大であり、期待感も半端ないかと感じる。
現に私もこの二人によるタイトルマッチが、
いつ、どこで行われるのかという発表を心待ちにしている。
これらの感情は他のカードではなかなか湧き上がるものではないが、
それはここまで二人が築いてきた実績ゆえのものだろう。
では次のタイトルマッチを制し、2022年の新日本プロレスを牽引するのは
いったいどちらになるだろうか?
ここ最近の二人の対戦を見てみると、2018年のレッスルキングダムではオカダが、
そして2020年のレッスルキングダムでは内藤哲也が勝利している。
この流れや時の勢いから見るとオカダが優勢かと思うが、
内藤哲也もファンと約束した来年の1.4のメインに戻るには
このベルトは必要不可欠なものであることは間違いない。
またおそらくこのタイトルマッチに勝利した方は、
50周年となる旗揚げ大会のメインも務めることになるだろう。
旗揚げ記念日と言えば、最近は時のヘビー級とジュニアの王者が
対戦することが恒例となっているが、ここで一度対決が決定していながら
いまだ実現していないカードがある。
そう2020年の旗揚げ記念日に行う予定であった、
内藤哲也vs高橋ヒロムの運命の師弟対決だ。
現状を考えると内藤哲也はタイトルマッチに辿り着きそうであるが、
一方のヒロムは1.4で王座奪取に失敗したばかりである。
しかしもし次のタイトルマッチで内藤哲也が王座を獲得したとなれば、
ヒロムが再び動き出す可能性も大いにあるだろう。
今回のオカダvs内藤哲也の戦いが
50周年に相応しい黄金カードであることは間違いないが、
内藤哲也vs高橋ヒロムというカードも50周年の旗揚げ記念日の
メインを飾るにふさわしい切り札的なカードと言えるだろう。
新日本プロレスが今年ファンが期待するであろう王道路線を進むなら、
この展開はあながち夢物語ではないかと思う。
よって話は長くなったが次のタイトルマッチは、
個人的には内藤哲也が勝利するのではと思っている。
はたしてオカダカズチカvs内藤哲也の戦いの後に
2年越しの師弟対決は実現するのか?
その行方も含めこれからも新日本プロレスを追いかけていきたいと思う。
1.8横浜アリーナのNOAHとの対抗戦はABEMAでPPV生配信
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