ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】8月29日(土)神宮球場大会 展望 (前編)

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www.njpw.co.jp

 

 

8月9日をもって後楽園ホール4連戦が終わり、

今シリーズの集大成の大会と言える神宮大会の概要がはっきりと見えてきた。

 

 

そしてそれに伴い、先日神宮大会の主要カードが正式に発表された。

こちらに関しての感想は、順当という言葉が適切かと思う。

つまりカードに関してのサプライズはなかったと言えるだろう。

 

 

昨今の新日本プロレスのビッグマッチはバッドエンドが続き、

各方面での評判はあまり良いとは言えないものである。

 

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それを考えるとG1前最後のビッグマッチであるこの神宮大会の成否は、

少なくともG1以降の新日本プロレスの運営に大きな影響を与えることになるだろう。

 

 

そのようなことを踏まえつつ、

ここからは神宮大会について考えていきたいと思う。

 

 

目次

 

 

運命の2冠戦第2章 レンタル期間は終了かそれとも延長か

 

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

メインはやはりこのカードしかないだろう。

自らが流出させたという事実、そして盟友ヒロムが敗れたという事実。

内藤哲也にはEVILを倒すべき理由が目白押しである。

 

 

あの名古屋大会でEVILの前に登場した時の表情。

そこにかつてない意気込みというモノを

感じたのは私だけではないだろう。

 

 

レンタル期間は終了。

その言葉の裏には前回の2冠戴冠時に、お客様に対して

自身がしたかったことを見せることが

出来ていないという後悔の念があると思う。

 

 

あるべき場所王座を取り戻し、あるべき姿をお客様に提供する。

内藤哲也はそのために今や宿敵と言えるEVILにリマッチを申し込んだ。

まさに負けられない一戦であることは言うまでもない。

 

 

また別の意味でも内藤哲也は

大きな責務を背負っていると言えるだろう。

 

 

上述したように直近のビッグマッチではバッドエンドが続いたことで、

ファンのフラストレーションは溜まり、

 

 

また新日本への風当たりもかなり強くなっている。

業界の盟主がこんな不透明決着ばかりでいいのか?というモノである。

 

 

それらを払拭するのはハッピーエンドが必要となるが、

今大会のそれはまさしく内藤哲也の勝利、そして大合唱という流れだろう。

(大合唱は難しいかもしれないが)

 

 

もちろんファンの気持ちを理解できる男である内藤哲也が、

それを理解していないわけはないはずだ。

 

 

つまり新日本の今の流れを変えるという意味でも、

内藤哲也はこの試合を落とすわけにはいかないということだ。

 

 

EVILにももちろんプレッシャーはあるはずだが、

その責任の大きさは内藤哲也の方が大きいはずである。

 

 

今大会のエンディングで我々が目にするものは、

神宮球場を包む多幸感か、それとも再びの絶望感か。

私の予想は前者であるが、現実はどのようになるのだろうか?

 

 

デンジャラス・テッカーズ対ゴールデン☆エース、プロレスの醍醐味に溢れるIWGPタッグ選手権

 

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

勧善懲悪。

創世期から脈々と受け継がれたプロレスの醍醐味である。

 

 

そしてタッグマッチ。

これもプロレス独自の他の格闘技にはない醍醐味の一つである。

 

 

そして今回のタッグ選手権はそんなプロレスの醍醐味が

存分に溢れているカードである。

 

 

王者であるタイチ・ザックのデンジャラス・テッカーズ。

リング上はもちろん、コメントにおいても徹頭徹尾ヒールを貫き、

対戦相手であるゴールデン☆エースを挑発し続けた。

 

 

これは散々拒否していたリマッチが正式決定となった今後も

本番まで続いていくことは間違いない。

 

 

ヒールレスラーの本分がベビーフェイスに噛みつき、

ファンをヒートさせることにあるならば、彼らの行動は満点でしかない。

 

 

ヒールレスラーが嫌われれば嫌われるほど、ベビーが輝くのは

これもプロレスの原理原則の一つであるからだ。

 

 

他方最終的にはリマッチにこぎつけたゴールデン☆エースだが、

紆余曲折のドラマの中で、神継承という新たなテーマが生まれた。

 

 

つまり新日本のエースという称号の禅譲ともいえるだろう。

飯伏幸太は近年の実績という意味で言えば、

すでに棚橋を超えていると言ってもいいだろう。

 

 

しかし棚橋弘至がエースと呼ばれる所以はリング上の実績だけではない。

むしろそれ以外の部分が大きなところである。

 

 

一言でいうと新日本を変革し救った男。

それが棚橋がエースと呼ばれる所以だ。

そんな男からエースを引き継ぐということは思っているほど簡単ではない。

 

 

しかし棚橋は敢えてオカダでもなく、内藤でもなく、飯伏に預けた。

飯伏はこの重大なミッションに今後のプロレス人生を

賭けて取り組まなければならないということだ。

 

 

この一戦はその始まりに過ぎない。

ファンが求めている景色を生み出してこそのエースである。

 

 

また相手はそれにふさわしい最高のヒールタッグだ。

メインへとつなぐハッピーエンドを見せることが出来るのか、

個人的にはかなり注目している。

 

 

まとめ

 

今回の記事ではまず前編として、メインそしてセミのカードについて書いてみた。

次回記事ではその他のカードについて書く予定である。

 

 

今回の発表で少し意外だったのが、上述したタッグタイトルマッチが、

セミファイナルにマッチメイクされたことだ。

 

 

ヒロムが持つジュニアタイトルマッチが来ると思っていたので、

少々予想外に感じた。

 

 

これを別の視点で考えるとセミでゴールデン☆エースを輝かせることによって、

会場の、そして映像の向こう側の空気感を作ろうということではないだろうか。

 

 

キラキラのベビータッグが、キラキラの笑顔でベルトを巻く姿。

これは多くのファンが納得する展開であろう。

 

 

この予想は全くの推測に過ぎないが、

ふとそんなことを思った次第である。

 

 

いよいよメインに決定した神宮大会2冠戦勝者アンケートはコチラ

 


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