前回の記事では今年のG1CLIMAX31(以下G1)の出場選手を予想してみたが、
当記事ではそれをさらに深堀りし、今年のG1の優勝者を考えてみたいと思う。
まだG1が始まるまで2か月という期間があり、その間に主要タイトルの移動も考えられるが、
今回は現時点の展開を元に考えていきたいと思う。
さてG1と言えば現在飯伏幸太が連覇中であり、今年は史上初の3連覇がかかっている。
飯伏幸太の実力や人気などを考えれば3連覇の可能性も十分にあるが、
個人的にはこの線はないのではと思っている。
その理由は様々あると考えているが、一番の理由は来年新日本プロレスが
50周年という節目を迎えることにあると感じている。
今年のG1も秋開催ということを考えると、優勝者は例年通り翌年のドームでの
IWGP世界ヘビー級王座の挑戦権を得ることになるはずだ。
そして新春のドームでタイトルマッチが組まれるはずだが、
50周年という節目を考えると、ここにはオカダカズチカ、もしくは内藤哲也という
二人の内のどちらかが、もしくは二人が対戦しているのではないかと考えている。
つまりその時点でどちらかが王者か、もしくはどちらかがG1を優勝しているか
もしくはその両方かとなるのではということである。
ではなぜ私がこのように考えたのか?ということだが、
ここまでの木谷オーナーなど上層部のコメントなどを見ていると、
この50周年には並々ならぬ意気込みがあると感じたからだ。
以下は昨年10月のG1終了後、木谷オーナーが語ったコメントだが、
それを見るとその意気込みが良く伝わるかと思う。
↓
50周年のドームはゴールデンタイム進出を目指します。特番だったらあり得ますよね。そのための準備も各方面で進めてます。
どうせやるなら金曜8時がいいですよね。(22年の金曜は)1月7日ですね。4、5日に(大会を)やって7日の8時から2時間とか
毎週金曜8時の放送は88年3月が最後となっているが、02年5月2日の東京ドーム大会がゴールデンタイムで放送されており、実現すれば20年ぶりとなる。
(引用:東京スポーツ)
この時点から時間は経過し、状況なども変化している可能性はあるが、
2年前からのプランであることを考えると実現に向けて動いていることは間違いないだろう。
もしこのプランが本当に実現するとなれば、
新日本プロレスとしても最高のカードを切る必要があるだろう。
そして現在の新日本の最高のカードと言えば
やはりオカダカズチカ対内藤哲也ということになると思う。
これに異論のあるファンはあまりいないのではないだろうか。
またその先に見える50周年の旗揚げ興行では、
一度決定しながらコロナ禍により延期となり
いまだ実現していない内藤哲也対高橋ヒロムという夢のカードも見え隠れしている。
このようなもろもろのことを考えると、今年は主役と言うべき
オカダカズチカか内藤哲也がG1を制するのではないかと思う。
現時点で判明しているのはここまでだが、西武ドーム2連戦が終わり、
その時点でIWGP世界ヘビー級王座がどのようになっているかが判れば
より展開が見えてくるかと思う。
もちろん上述したことは全て私の想像に過ぎないが、
今年のG1は久々に主役が勝つという大会になるのではないだろうか。