先日、タマ・トンガによるバレットクラブの歴史を振り返る
インタビュー後編がスマホサイトにアップされた。
バレットクラブの全てを知る男、タマ・トンガの語る裏側は、
前編においても秀逸であったが、今回の後編も非常に趣があった次第だ。
そこで、当記事では以前書いた前編に続き
後編のことを、書いていこうと思う。
本題に行く前に、以下に添付した前編の記事をご覧いただければ幸いである。
(前編の記事はコチラ)
↓
今回のインタビューに関しては、THE ELITEとの関係、
そしてバレットクラブにおける自らの立場などを語っていた。
公式サイトで無料でも、一部ご覧になることは可能であるが、
詳しく知りたい方は、スマホサイトで確認いただければと思う。
(スマホサイトリンク先)
↓
まずはTHE ELITEとの関係だが、当初は協力関係にあったようだが、
ケニー達の行動を見るにつけ、方向性の違いを感じ分裂に至ったようである。
そもそもバレットクラブはご存知の通り、
外国人主体の生粋のヒールユニットであった。
しかしケニーオメガを筆頭とするTHE ELITEが主導権を握るにつれ、
ヒール色は薄れていき次第にベビーフェースへと移行しつつあった。
正式には加入していないが、一時期飯伏幸太とも共闘していたほどに。
タマ・トンガはその時、きっとこう思ったのではないだろうか。
このままではバレットクラブがバレットクラブでなくなると。
その思いが2018年夏のアメリカ大会での裏切り、
そしてG1での傍若無人なファイトへとつながったというわけだ。
彼らはそこでTHE ELITEとの共闘は失ったが、
バレットクラブのアイデンティティとブーイングを取り戻した。
そうやって彼らは新日本プロレスを生き延びてきたわけだ。
そしてその後、タマ・トンガはバレットクラブ内で新たな役割を見つける。
インタビュー内の言葉を借りると、『スカウター』という役割だ。
タマ・トンガのスカウティングの元、
現在のリーダー、そして主力メンバーである、
ジェイ・ホワイト、KENTA、石森太二が加わった。
その結果、現在のバレットクラブはベルトを保持してはいないが、
過去最高の陣容を備えていると言っていいだろう。
ヘビー、ジュニア両階級ともベルトを狙える選手を多数そろえ、
かつフィクサーたる邪道、外道の二人もいる。
ユニットの力量を見ると、新日本の中で最高と言っていいはずだ。
そしてここにまだ秘密兵器として、タマ・トンガが期待している選手がいる。
それは自身の弟でもあるヒクレオだ。
身長203㎝ 体重120㌔。という圧倒的な体格と、
父 キング・ハク、そして兄にGODを持つ生粋のプロレスサラブレットである。
現在は海野翔太とともに、イギリスで海外修行中であるかと思うが、
近い将来成長した姿で、新日本プロレスに返ってきてほしいと思う。
今回の前後編のインタビューを通じ感じたことだが、
タマ・トンガは非常にクレバーであると思う。
本人はそのクレバーさを活かし、
一歩引いた立場にいたいと思っているかもしれない。
しかし多くのファンはまだまだバレットクラブの
『働き者』であってほしいと願っているはずだ。
そしてこの男がいる限り、
バレットクラブはバレットクラブであり続けるだろう。
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