GWが始まったが、STAY HOMEが続いている現在、
プロレス界もまた同様に活動がほぼストップしている現状だ。
そこで当ブログもプロレスのことを読者の皆様に少しでも楽しんでもらうために、
試行錯誤している毎日である。
前回はもし今、新日本プロレスがTVマッチを行ったら見たいカード、
ということを考えてみた。
これは個人的にも楽しめたので、今後もシリーズ化してみたいと思う。
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もうひとつ何かシリーズ的なモノができないかと考え、
新日本の公式サイトを見ていると、タイトルの部分に目が留まった。
そこでふと各タイトルの歴史を振り返ってみれば面白いのではと思いついた次第だ。
(出典:新日本プロレス公式)
公式サイトリンク先↓
IWGP HEAVYWEIGHT | 歴代チャンピオンクラス | 新日本プロレスリング
よって今回はその第1回として団体の至宝である
IWGPヘビー級王座について書いてみたいと思う。
33年前アントニオ猪木により創設されたこのベルトであるが、
実は創設者のアントニオ猪木は初代王者の一度しかこのベルトを巻いていない。
IWGP=アントニオ猪木というイメージがあったので、
一度しか巻いていないという事実はかなり意外という印象である。
その後、長州、藤波の時代、三銃士、第三世代を経て、今に至るわけだが、
改めて紐解いてみると、2011年以降はたった6人しか巻いていない。
10年間でたった6人だ。
それほど近年はIWGPを巻くことが難しいと言えるだろう。
2011年以降のベルトの遍歴は以下のような流れになっている。
棚橋弘至(11度防衛)→オカダカズチカ(2度防衛)→棚橋弘至(7度防衛)
→オカダカズチカ(8度防衛)→AJスタイルズ(2度防衛)→棚橋弘至(1度防衛)
→AJスタイルズ(1度防衛)→オカダカズチカ(3度防衛)→内藤哲也(1度防衛)
→オカダカズチカ(12度防衛)→ケニーオメガ(3度防衛)→棚橋弘至(防衛無し)
→ジェイホワイト(防衛無し)→オカダカズチカ(5度防衛)→内藤哲也(1度防衛)
これを見てもわかるように、新日本からは棚橋、オカダ、内藤、ジェイ。
そして外敵として、AJとケニー。まさにトップオブトップのレスラーたちだ。
つまり近年は、団体とその時代を牽引できるレスラーしか巻けないベルトとなっている
別の視点で考えると、IWGPを獲れば新日本の主役に駆け上がれるということだ。
直近で言うとジェイ・ホワイトはまさにその顕著な例と言えるだろう。
まだ戴冠歴は1回、そして防衛は1度も出来ずに手放したが、
IWGPを獲得したことにより、ジェイのステージは一気にランクアップした。
年齢を考えてもオカダとともに今後の新日本を牽引する存在であることは間違いない。
そしてこの狭き門となったベルトの戴冠を今後期待したい選手は
皆さんの中にもいることだろう。
個人的にはロスインゴの二人、EVIL、SANADAに期待している。
SANADAに関しては、昨年大きく飛躍しベルトをイメージできる存在に
ステップアップした印象を持っている。
タイミングさえ合えば、戴冠のチャンスは近いかもしれない。
一方EVILはシングル戦線に関しては、少々出遅れている印象だ。
2020年は勝負の年であったと思うので、今の状況は悔しいことだろう。
自らをTHIS IS NEWJAPANと称するこの男の腰にベルトが巻かれることがあれば、
多くのファンがそれを祝福することと思う。
ダークネスな世界に染まる新日本プロレスをこの目で見てみたいと
思っているのはきっと私だけではないだろう。
そしてその他にも飯伏幸太を筆頭に多くの選手が
このベルトの戴冠を狙っている。
IWGPヘビー級王座。
その価値は今後も決して色あせることなく、
その時代の主役たちに受け継がれていくはずだ。