11.6大阪大会でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦が
決定しているザック・セイバーJr。
そのザックが10.25後楽園大会の試合後に語った
コメントが正論すぎるということを
今回の記事では書いていきたいと思う。
まずは以下のそのザックのコメントを読んでいただきたい。
↓
あと、タカギのコメントを読んだけど、違うIWGPのベルトがどうのこうのって文句を言ってたな。オスプレイはアメリカであの“バッタもん”のベルトを振りかざしていろいろやってるし、“カズちゃん”の狙いはなんなんだ!? オカダは記憶喪失にでもなったのか!? 4代目のIWGPヘビー級のベルトを持ってバカみたいに何をやってんだ!? タカギ、あんなバカたちのことは放っておけよ!
(引用:新日本プロレス公式)
いつも試合後のコメントで饒舌に悪態をついているザックであるが、
今回は悪態をついただけではなく、
その内容はかなり現在のベルト乱立問題の核心をついている。
あんなバカたちのことは放っておけ!
あんなバカたちとはIWGP世界ヘビー級王座以外のベルトを持ち出している
オスプレイやオカダのことであるが、よく考えると彼の言い分は極めて正論だ。
なぜなら今年初旬賛否両論は大いにあったが、
IWGPの二つのベルトは統一され、現在新日本の最高峰のベルトは、
IWGP世界ヘビー級王座であるからだ。
当時多くのトップレスラーがそれぞれの思いを語っていたが、
実際に行動に移したのはICのみの挑戦を表明した内藤哲也しかいない。
つまりこの時点で他のレスラーは納得はしていないながらも
統一を承諾したと言えるだろう。
よって現在オカダカズチカがIWGPのベルトを持ち出すことは、
実は整合性が合わないということになる。
オカダのIWGP時代の実績や思い入れはもちろん理解できるが、
ファンがいまひとつ納得できないのはこのような心理があるからではないだろうか。
またご存じの通り、オスプレイは現在アメリカでレプリカとされる
IWGP世界ヘビー級王座のベルトをまさにザックの言う通り振りかざしている。
オスプレイは自身のケガのため、
誰かに敗れることなく王座を返上したわけだが、
彼曰くこれはオフィスに剥奪されたということだ。
これが自身でレプリカのベルトを作った彼の言い分だが、
この問題はオスプレイというより、
それを容認している新日本プロレスに問題があるかと思う。
おそらくこれは今後の展開につながるがゆえのことかと思うが、
現時点ではザックの言う通り勝手な行動をしているに過ぎないと言えるだろう。
よってザックの言う、チャンピオンはIWGP世界ヘビー級だけに、
そして俺だけに集中しろ!というのは極めて正論と言えるだろう。
このコロナ禍の中、新日本プロレスに貢献してくれた
ザックへの王者待望論は、ファンの中でもかなり高いものがある。
はたしてザックはその思いに応えることができるだろうか?
11.6大阪でのタイトルマッチが今から楽しみである。