4.26”ホーム”広島大会のメインでオーカーンを下し、
ここからの逆転劇を宣言した内藤哲也。
その広島大会でのコメントは以下の通りだ。
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まあそんな相手、そんなオーカーン相手に今日、リング上でも言った通り、“逆転の内藤哲也”のきっかけを見せることができたんでね。前回ここ、俺のホームである広島で、ベルト統一阻止を大声で叫んだんだけどね。皆様に結局ウソをついてしまったことになってしまった。じゃあ今回、“逆転の内藤哲也”を宣言した、“逆転の内藤哲也”を実現させなかったら、またまたホーム広島のお客様にウソをついたことになってしまうからね。ここ広島で宣言したこと、しっかり守りますよ。今日の勝利を、“逆転の内藤哲也”のきっかけにしてみせるよ。今年の年末あたり、振り返った時、『ああ、あの広島のオーカーン戦が“逆転の内藤哲也”のきっかけだったね』って言ってもらえるように、ここから一気に、トップに突っ走ってみせますよ。その姿を皆様、トランキーロ、焦らずに、そしてバリッバリッバリ、楽しみにお待ちください。
(引用:新日本プロレス公式)
リング上でのマイクに続き、このバックステージでも
ここからの逆転劇を宣言したところを見ると、
いよいよファンに公約したドームのメインへの返り咲きに向け、
本格的に始動するということだろう。
では内藤哲也はどのようなルートを進みその座を狙いに行くのか?
当記事ではそちらについて進めていきたいと思う。
ドームのメインの座=IWGP世界王座ということになるが、
上記に添付した東スポインタビューを見ると、
すぐにオスプレイが持つ至宝のベルトを狙いに行くことはなさそうだ。
それはつまり別のタイトルなどで実績を作り、
誰もが納得する状態で時の王者に挑戦するという道を選ぶということだろう。
ではまず内藤哲也が逆転劇の開始として
狙うべきタイトルとはいったい何だろうか。
それはやはり現状のタイトル戦線であればNEVERではないだろうか。
現王者である棚橋弘至、そして次期挑戦者のジェイ・ホワイト。
次のタイトルマッチでどちらが王者となっても、
内藤哲也から見ると美味しい相手ではないだろうか。
またこの二人とはこれまでの因縁も深いものがあるので、
対戦相手に名乗り出るのにはもってこいの相手かと思う。
個人的には次に内藤哲也が向かうルートはこれが本命ではないかと思う。
なぜなら新日本プロレスは約2週間後にはスタジアムマッチの初戦、
横浜スタジアム大会が控えている。
執筆時点ではまだ一試合もカードは決定していないが、
会場規模を考えると目玉となるカードがいくつも必要である。
そう考えると横浜大会のメインとして
内藤哲也vs棚橋弘至、もしくは内藤哲也vsジェイ・ホワイトの
NEVERのタイトルマッチが組まれるのではないだろうか。
このカードであればスタジアムマッチのメインとして、
十分な格を持ち合わせていると言えるだろう。
このような理由から私はまず内藤哲也はNEVERに向かうのではと考えている。
また東スポのインタビュー内ではシングルのみならず、
タッグ戦線からの逆転劇も示唆している。
シングルプレイヤーのイメージが強い内藤哲也だが、
もし本当に彼が本格的にタッグ戦線に進出すれば、
それだけで現在の景色とは大きく様変わりするだろう。
今、タッグ戦線の最前線にいるのはタイチ・ザック組と
GoDの二組であるが、現在の展開を見てみるとこの流れは
間もなく行われるスタジアムマッチで決着がつきそうだ。
その時点でどちらが王者になるかはわからないが、
GoDと内藤哲也という戦いの構図はあまり見た記憶がない。
SANADA、もしくは鷹木信悟と組み彼らに挑戦となれば
一気にタッグ戦線も大きく盛り上がることだろう。
そう考えるとここからの逆転劇もあるのかもしれない。
内藤哲也が目指すもの。
それは繰り返しとなるが東京ドームのメインの座であることは間違いない。
そして出来ることならばまだ実現していない王者として最後に入場し、
かつ試合に勝利し花道を戻るということが真に目指すものであるはずだ。
そう考えると今年中にIWGP世界ヘビー級王者の座に
君臨しておかなければならないということになる。
さて残りの期間で内藤哲也はこの目標を達成できるのか?
そして逆転の内藤哲也を再び我々に見せることが出来るのか?
まずはこのどんたくシリーズの彼の動きに注目しておきたいと思う。