現在開催中のどんたくシリーズも投稿時点で残り3大会となり、
長かったこのシリーズも終わりが見えてきた。
そしてこのどんたくシリーズが終われば、
いよいよ新日本プロレスは二大スタジアムマッチへと進んでいくこととなる。
まずは二大スタジアムマッチの内、先に横浜スタジアム大会が
2週間後の5.15に行われるが、当記事執筆時点では
まだ何一つカードが決まっていない状況である。
また緊急事態宣言発令の影響で前哨戦となる後楽園大会が中止となり、
どんたくシリーズが終わればぶっつけ本番となるスケジュールだ。
よって今後どんたくシリーズの中で横浜大会に向けさまざまな動きがあるかと思うが、
はたしてこの横浜大会ではいったいどのようなカードが組まれるのか?
当記事ではそちらについて考えていきたいと思う。
まず先日の鹿児島大会で早速横浜大会にむけての動きが見えた。
それは4.4両国で遺恨が勃発した飯伏幸太とジェフ・コブの戦いである。
両者もバックステージコメントで対戦を求めていることから、
このスーパーアスリート同士の対決は決定的だろう。
個人的にはここでコブが勝利し、メインストーリーに絡んでいってほしいと
思っているがはたしてどうなるだろうか。
次に福岡大会2連戦の対戦カードを見て考えると、
オカダカズチカと鈴木みのるの対戦も予想されそうだ。
現在はトップ戦線から距離を置いている印象があるみのるだが、
横浜は何と言っても自身の地元である。
そんな自身の地元で行われるビッグマッチに向け、
このプロレス王と呼ばれる男が黙っているわけはないだろう。
そんな中福岡2連戦で対戦するオカダは、
次期IWGP世界王座に挑戦が決まっており格好の獲物であると言える。
この二人の対決も横浜スタジアムというビッグマッチに
ふさわしいカードではないだろうか。
ここまでは横浜大会で行われるであろう
SPシングルマッチについて書いてきたが、
ここからは実施が予想されるタイトルマッチについて書いてみようと思う。
まずは現在の展開から考えるとIWGPタッグのタイトルマッチは
行われる可能性が高そうだ。
これは5.3に行われるザックとタンガ・ロアのシングルマッチの結果次第であるが、
ザックが勝利すれば決定的と言っていいだろう。
長らく抗争が続いているこの両チームであるが、
次のタイトルマッチでこの抗争も一応の決着がつくのではないだろうか。
次に考えられるカードはIWGPジュニア選手権である。
現王者デスぺに対し以前より対戦を求めていた石森太ニだが、
どんたくで先にYOHに挑戦されることとなりフラストレーションを溜めている状態だ。
5.4のタイトルマッチでどちらが勝利しても、石森が対戦を希望する根拠はあるが、
YOHは自身が勝利すればSHOとの3K対決を宣言している。
はたしてジュニアの頂点を目指す戦いはどのように決着するだろうか。
そして個人的にこの横浜大会のメインを飾るカードは、
このタイトルマッチではないかと考えている。
それはNEVER無差別級王座のタイトルマッチである。
NEVER王座は5.3福岡で棚橋弘至とジェイ・ホワイトの間で
タイトルマッチが行われるが、どちらが勝利し王者となっても
スタジアム興行のメインを務めるに相応しい格を持っていると言えるだろう。
そしてその王者に挑戦するのは、これまた新日本のトップオブトップと言える
この男ではないだろうか。そうここからの逆転劇を宣言した内藤哲也である。
棚橋弘至vs内藤哲也、ジェイ・ホワイトvs内藤哲也。
どちらに決まってもまさに春の野外スタジアム決戦の締めを飾るに
相応しいビッグカードと言えるのではないだろうか。
昨年の神宮球場大会のメインで勝利し、感動的なシーンを我々に見せてくれた
内藤哲也が再び春の野外決戦を締めくくることを
期待するファンはきっと数多くいるのではないだろうか。
さてここまで個人的に考える横浜大会のカードを書いてきたが、
はたしてどのカードが実現するだろうか。
それはきっとこれから行われる福岡大会2連戦で判明するだろう。
つまりこれから先の展開を知るうえにおいても
このどんたくシリーズを締めくくる2連戦は見逃し厳禁であるということだ。