ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】SUMMER STRUGGLE in JINGU  REVIEW (前編)

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

2020年8月29日。21年ぶりに行われた神宮球場での野外ビッグマッチは

内藤哲也の2冠奪取、そしてあの幻想的な花火の演出もあり、

新日本プロレスファンなら、誰もが忘れられない大会となったであろう。

 

 

その内藤哲也が2度目の2冠王となったメインイベントに関しては、

以下の記事にて詳しく書いているので、そちらをご覧いただければ幸いである。

 

 

(関連記事はこちら)

www.hi-jyapw.com

 

 

上述の通り、前回の記事ではメインイベントに絞り記事としてみたので、

当記事では神宮大会で行われたその他の試合について振り返ってみたいと思う。

 詳細は後述するが、今大会はベルトの移動が目立つ大会となった。

 

 

そしてその多くのベルトの移動には今後の展開につながる

何かがあるのではないかと個人的には考えている次第である。

ではこれより神宮大会の各試合を振り返っていこう。

 

 

目次

 

 

NEVER無差別級選手権

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

戦前の期待を裏切らない、壮絶な大ゲンカの末、

鈴木みのるが鷹木信悟を破り、2度目のNEVERタイトルを戴冠した。

 

 

終了後のSNSなどを見てみると、この試合が今大会のベストバウトでは

という声が多かったが、まさに納得の試合であったかと思う。

 

 

このNEVER無差別級のタイトルは鷹木信悟の戴冠後の防衛戦を通じ、

その価値を高めていったことは事実であろう。

だからみのるも目を付けたとも言えるわけである。

 

 

みのるにとってはNEVERの絶対王者の手をかけていた鷹木信悟を

下し再びこのベルトを手に入れたことは、

今後進もうとしている道への大きな箔となり、また通行手形となるだろう。

 

 

これが今回みのるがNEVERを狙い、手に入れた理由であると思う。

忘れもしない去年のG1。みのるは辞退ではなく、まさかのエントリー漏れとなった。

 

 

G1最終戦で当時の王者オカダを下し、その後タイトル挑戦は叶えたが、

あの屈辱は1年という時間がたっても、決して忘れていないだろう。

 

 

エントリーの傾向として、G1という過酷なリーグ戦へのノミネートは、

一定に年齢になるとフェードアウトや自ら辞退していくことが多い。

 

 

その結果いまや第三世代、そして真壁刀義もエントリー漏れしている現状だ。

これを書けば本人は気を悪くすると思うが、年齢は第三世代と同世代である、

みのるはその波に昨年は飲まれたということであろう。

 

 

しかしプロレス王と呼ばれるこの男はだたものではない。

力づくでベルトを奪い、文句を言われることのない実績を新たに作り、

新日本の最前線の戦いに帰ってきたのである。

 

 

まもなく発表されるであろうG1出場者にはきっと再びこの男の名前が、

エントリーされていることは確実であると思う。

唯一無二の存在であるこの男の代わりは誰にも務まらないということだろう。

 

 

IWGPジュニアヘビー級選手権

 

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

勝敗という部分でのサプライズであれば、このタイトルマッチが、

今大会で最も大きかったのではないだろうか。

 

 

復帰後ジュニアの新たなカリスマ、絶対王者として君臨していた、

高橋ヒロムがまさかの王座転落となったのだから。

 

 

NJCではヘビー級のレスラーを次々に下し、

そして2冠王座挑戦まで成し遂げたヒロムが敗れることは、

多くのファンも想像していなかったと思う。

 

 

ではなぜこの時期にヒロムがベルトを明け渡したのか。

きっとそれには何か理由があるかと推測される。

 

 

一つはやはり体調面ということが考えられるかと思う。

長期欠場から復帰後、ヒロムはジュニアのみならず、

新日本プロレス全体を盛り上げる立場として、最前線を突っ走ってきた。

 

 

表面上は肩のけがというところがクローズアップされているが、

古傷となる首の調子も決して万全とは言えないだろう。

それらを鑑みての今回の展開ならば、この結果は十分に考えられるところだ。

 

 

そしてもう一つ考えられる理由。

それは想像となるがBOSJに向けての動きである。

 

 

今後時期はまだ不明ではあるが、中断期間中に中止となった

BOSJを今年中に実施するのではないかと個人的には思っている。

 

 

もし開催されとしても今年に関しては、参加選手が世界から呼べない

可能性も多分にあるので、国内選手の活躍、盛り上げが不可欠であるかと思う。

 

 

それを考えるとあまりにもヒロムだけが突き抜けている状態は、

ファンからしてみれば、興味を失うことになりかねない。

 

 

ヒロムがチャンピオンで、BOSJも優勝という展開は、

ヒロムファンにとっては最高の形かもしれないが、

そうなればやはり面白くないと思うファンも出てくるだろう。

 

 

新日ジュニアはやはり、群雄割拠、切磋琢磨しているからこそ、

世界一レベルが高く、面白いということが成り立つかと思う。

 

 

ゆえに今はヒロムではなく、石森太ニがベルトを保持し、

ヒロムはボロボロにされ追いかける立場であるほうが、

今後どう巻き返すのであろうという楽しみも生まれる。

 

 

これは内藤哲也にも言えるかもしれないが、

ヒロムの唯一無二のキャラクターを活かすには、

王者というより、何かを追いかける立場のほうが光るような気がする。

 

 

復帰後初めてと言える追いかける立場となったヒロムに

今後は何を見せてくれるのか逆に大きな期待をしたいと思う。

 

 

まとめ

 

今回の記事にて神宮大会の振り返りを終わろうと思ったのだが、

思いのほか記事が長くなってしまったので、

KOPW、そしてIWGPタッグ戦などは次回の記事にて書きたいと思う。

 

 

また当記事執筆中にIWGPジュニアタッグの返上と、

次期シリーズでの決定リーグ戦開催のニュースが発表された。

 

 

神宮大会での因縁も含め、ジュニアらしい激しい戦いが予想されるので、

こちらも必見となることは間違いないだろう。

 

 

また今回の二夜明け会見でもいまだG1については発表がないので、

やはりギリギリまで国外在住選手の出場可否を探っているということかと思う。

 

 

G1についての発表が待たれるところだが、

そのあたりは自分にトランキーロと言い聞かせ待っておこう。

 

 

そんな正式発表が待たれるG1優勝者アンケートはこちら

 


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