5.1福岡ドーム大会で今年3度目となるオカダカズチカとの
タイトルマッチが決まった内藤哲也。
そんな内藤哲也が東スポのインタビュー内で今の気持ちを語っている。
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【新日本】内藤哲也の連勝で実現する〝マット活性化〟「オカダのため、新日本のため」 | 東スポの新日本に関するニュースを掲載 (tokyo-sports.co.jp)
そのインタビューの中で私が特に気になったところは以下の部分である
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追われ続けるオカダの姿はお客さまも見飽きてしまってるんじゃないですかね。ここで俺が目障りな存在になることが、オカダのためであり、オカダを大事にしている新日本プロレスのためになるんじゃないかと
(引用:東スポweb)
ファンの気持ちを代弁することは内藤哲也の得意とするところであるが、
”追われ続けるオカダの姿を見飽きている”という部分は、
まさに的を得ているのではないだろうか。
50周年となる2022年のみならず、
ここ10年の新日本の中心に君臨し続けるオカダカズチカ。
彼が王者である姿は新日本プロレスに安定感というものをもたらすが、
その反面刺激がないということも事実である。
そしてそのオカダの対立軸の位置に君臨しているのは内藤哲也だ。
特にLIJ結成以降はその傾向は顕著であると言えるだろう。
しかし内藤哲也はオカダとは違い、安定感が魅力というわけではない。
むしろ王者時代であってもいつ敗れるかわからない脆さが同居している。
それがファンにとっては応援する原動力であり、魅力になるわけだ。
つまりここ数年の新日本を牽引してきた二人を改めて比較してみると、
その存在意義や魅力は対象的であるということがわかる。
ではそんな二人が三度対戦する今回のタイトルマッチ。
いったいどちらが有利であるだろうか。
個人的には今回の対決に限っては内藤哲也が有利ではないかとみている。
その理由としてはやはりここで内藤哲也がタイトルマッチで
連敗することはなかなか考えにくいからだ。
ここでもし連敗を喫すると、内藤哲也といえども浮上することは難しくなるだろう。
来年の東京ドームでのメインに返り咲くという目標のためにも
負けられない気持ちはかなり強いと思う。
またこのインタビュー内でも語っているがオカダ1強という状態は、
新日本マットの活性化という部分を見てもあまり良いこととは言えないだろう。
ファンから見るとやはり多くの選手が競い合う群雄割拠の状態の方が
展開を追っていても楽しみが増えるからだ。
ではもしこのタイトルマッチで内藤哲也が勝利すれば、
その先にはどんな展開が待っているだろうか?
個人的にはほぼ未対決ともいえるウィル・オスプレイとの戦いに期待したい。
オスプレイ自身もコメントで内藤とはいずれ1対1で戦うだろうと言っていただけに
実現を大いに期待したいところだ。
またほかにも同門の鷹木信悟や負傷欠場中の飯伏幸太などとの対戦も
ファンに楽しみを提供することが可能だろう。
そしてそれらの選手以外で期待しているのは、ジェイ・ホワイトとの対決である。
これまでも数々の場面で対決してきた二人であるが、
至宝のベルトを賭けての戦いはまだ実現していないかと思う。
はたして5.1福岡ドーム大会でのメインではどちらが勝利し、
その後どんな展開が繰り広げられるのか。
期待を胸にその時を待ちたいと思う。