現在開催中の新日本プロレスのシリーズ、バトルオータム22.
そのシリーズ最終戦11.5大阪大会で内藤哲也はウィル・オスプレイの持つ
IWGP USヘビー級王座に挑戦する。
しかし王者オスプレイは最終戦まで不在のため、
内藤哲也は前哨戦が出来ない状態である。
当然この状態に内藤哲也は不満を抱いており、
このようなコメントを東スポの中で発言している。
👇
別にオスプレイのことは批判しないですよ。不満なのは、王者の試合を組まない新日本プロレスに対してです。これでいいのかなって思いますね
そしてその東スポの記事内では、また以下の発言を行っているのだが、
今回はそれをテーマとし進めていきたいと思う。
そのテーマとは何かというと、内藤哲也はまだ1.4メインへの出場を諦めておらず、
最後の悪あがきとして今回のUSヘビー級王座挑戦に動いたということだ。
すでに発表されている通り1.4東京ドームでは、
IWGP世界ヘビー級王座を賭けて、王者ジェイ・ホワイトと
今年のG1覇者オカダカズチカが戦うことが決まっている。
普通に考えればこの戦いがメインに組まれることは間違いないが、
内藤哲也はそれに対しこのような見解を示している。
👇
まだ正式にメイン確定と発表されてないですからね。言わなくても分かるだろってことかもしれないですけど。ただ、俺も『決まりだろう』と思ってた時にひっくり返された経験持ってますし『一寸先はハプニング』なんて言葉もありますから。諦める必要はないと思ってます
つまり内藤哲也は正式に発表されていないこと、
そして過去自らが経験したメイン降格の事例を理由に、
まだこれからの展開次第では自らがメインに立つ可能性があると語っているのだ。
このメイン降格という出来事は多くのファンが覚えているかと思うが、
それは2013年内藤哲也がG1を制覇し、時の王者オカダカズチカとの
1.4東京ドームでのタイトルマッチが決まっていたが、
当時のIC王者中邑真輔が挑戦者に棚橋弘至を指名すると、
新日本プロレスはどちらをメインにするかファン投票を実施し、
結果中邑真輔vs棚橋弘至のIC戦がメインに決定した。
つまり当時のファンはオカダカズチカvs内藤哲也のIWGP戦より
中邑真輔vs棚橋弘至のIC戦を支持したということである。
このような苦い経験を持つ内藤哲也であるが、
今回はそれを逆手に取り逆転のメイン奪取を狙っているわけだが、
はたして彼の逆転の一手とは何だろうか。
それを考える上でのヒントはこのコメントの中に集約されているだろう。
👇
俺が考えるべきことは、オスプレイにどう勝つかだけではなく、新日本が判断力を失うくらい魅力的な挑戦者がどこかにいないかなってことですかね
つまり内藤哲也が考える逆転の一手とは、
今回のタイトルマッチで、タイトルを奪うことはもちろんのこと、
そのうえで新日本プロレスが判断に迷うような挑戦者と
1.4東京ドームでタイトルマッチを行うということである。
現時点で内藤哲也が考えるその魅力的な挑戦者が誰かはわからないが、
おそらくそれは新日本プロレスの中にはいないだろう。
そう考えるとその挑戦者は国内の他団体か、
もしくは海外の団体の所属選手ということになるが、
国内には正直それに相応しい選手はいないように思う。
そうなると海外の団体であるAEWの所属選手か、
もしくはWWEにいる元新日本プロレスのあの男が思い浮かぶ。
そうそれは前回のファン投票で当事者でもある中邑真輔だ。
もし本当にアントニオ猪木追悼興行として行われる1.4東京ドームに
中邑真輔を引きずり出すことが出来れば、
新日本プロレスとしても判断に迷うことになるだろう。
はたして内藤哲也は自らが描くプラン通りに、
1.4東京ドームのメインの座を奪うことが出来るのか。
引き続き注目しておく必要があるだろう。