ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

【新日本プロレス】IWGPヘビー級をめぐる統一論争とは結局何だったのか?を振り返ってみた。

 

f:id:yosikazukun:20210510092825p:plain

(出典:新日本プロレス公式)

 

残念ながらコロナ禍の影響により、間近に迫っていた二大スタジアムマッチが、

延期となってしまった新日本プロレス。

 

 

現時点の発表では少なくとも5/22愛知大会まで大会が行われない。

よって図らずしも興行の間隔がかなり開いてしまうこととなってしまった。

 

 

そこで今回の記事ではそんな期間を利用し、

今年大きな話題となった、ベルト統一論争について振り返ってみたいと思う。

 

 

IWGP世界ヘビー級王座という統一されたベルトが設立された今、

改めてこの論争を振り返ってみると、全ては内藤哲也が語った、

『ICのベルトを保持しながら、IWGPを狙う』というコメントが発端であったと思う。

 

 

内藤哲也がこのコメントを発したのは、2019年の1月であったと記憶しているが、

初めはそこまで大きく扱われることもなく過ぎていったように思う。

 

 

その2冠戦線が活発となったのは、内藤哲也が2019年のG1に優勝できず、

またその後のIC戦でジェイに敗れ丸腰になったころからだろうか。

 

 

そして11月の大阪でオカダのファン投票発言があり、

その結果、ドーム2連戦で正式にダブルタイトルマッチが決定した。

 

 

当時のことを思い出すと、初めて2冠王者が誕生するというワクワク感があったが、

それは多くのファンの皆さんも同じ思いだったのではないだろうか。

 

 

そして多くのファンの期待通り、提唱者である内藤哲也が初代2冠王者となり

ついに新日本は2冠王座をめぐる戦いと言う新たなフェーズに入った。

 

 

その後内藤哲也は初防衛戦でKENTAを破り、

当時ジュニア王者だったヒロムとのドリームマッチも

旗揚げ記念日大会で決定するなど、最高の盛り上がりだったと記憶している。

 

 

そんな時にやってきたのが今回のコロナ禍である。

それによりすべての興行は中止され、おそらく新日本内部でも

展開の修正を余儀なくされたことだろう。

 

 

その後約100日間の雌伏の時を終え、無観客で興行は再開され、

ロスインゴを裏切りBC入りしたEVILが2冠王者となったわけである。

 

 

新日本の誤算としてはこのEVILと内藤哲也の一見エモーショナルな

二人の戦いが思ったよりファンに支持されなかったことにあるのではないだろうか。

 

 

それはもちろんEVILのファイトスタイルの変化があまり受け入れられなかった

ということも大きな要因であるだろう。

 

 

この二人のタイトル争いは結局秋頃まで続いたわけだが、

最後まであまり受け入れられなかったように思う。

 

 

そんな中挑戦者側の方も大きな動きがあった。

G1を連破し権利証を保持していた飯伏が、争奪マッチでジェイに敗れたのだ。

 

 

史上初めて権利証が移動する事態の末、ドーム2連戦では1.4で内藤vs飯伏の2冠戦、

そして1.5でその勝者とジェイの2冠戦という三つ巴の戦いが決定したが、

思えば統一論争が本格化したのはこのころからであったと思う。

 

 

各自の主張をまとめると、飯伏幸太は王者になれば統一に向かうとし、

内藤哲也はこれまでの自身の主張の通り、それぞれのタイトルでの防衛戦を希望した。

ジェイは2冠を獲ることを主眼としていたので、このあたりの主張はあまりなかったと思う。

 

 

そしてドーム2連戦を終え、飯伏幸太が2冠王者となり一気に統一へ自体は動くこととなる。

しかしその動きが性急すぎたのかこの動きはファンから猛反発を食らうことになる。

 

 

大きな期待を背負い初のIWGP王者を戴冠し統一を掲げた飯伏だが、

ここまでファンから反発を食らうとは予想外のことであっただろう。

そしてさらに事態は今後思わぬ方向に進んでいくこととなる。

 

 

さて飯伏幸太の2冠王座獲得まで振り返ってきたが、

思いのほか長くなってしまったので、

この続きは次回(明日)の記事に書きたいと思う。

 

 

この統一論争はここからが本格化するとも言えるので、

次回の記事ではそのあたりを自身の主観も交え書いていきたいと思う。

そちらもご覧いただければ幸いだ。

 

 


プロレスランキング

 

twitter.com