ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】エル・デスペラードはライバル高橋ヒロムの夢を叶えることが出来るのか?

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(出典:新日本プロレス公式)

 

www.njpw.co.jp

 

本日の旗揚げ記念日大会で行われる飯伏幸太とエル・デスペラードの戦いは

急転直下、ダブルタイトルマッチに決定した。

おそらくこれが最後の2冠戦ということになるだろう。

 

 

本来ならベビーフェースの飯伏にヒールであるデスぺが挑むという構図であるが、

今回の王座統一の件に伴い、多くのファンの感情はそれとは違う様相を呈しているかと思う。

 

 

つまり今回の王座統一の展開に伴い、飯伏がある意味ヒール化しているということである。

それも結構な濃度の辛辣な意見が各所で飛び交っている現状だ。

よって今回に限っては多くのファンがデスぺの勝利を望んでいるのではないだろうか。

 

 

さてそんな多くのファンの期待を背負っているデスぺだが、

彼は今最高の時を過ごしていると言っていいだろう。

 

 

発端はヒロムのケガによる欠場ということだが、

2月25日まで無冠であったデスぺが今やジュニアの2冠王である。

そして今回さらに2本のベルトの戴冠のチャンスが巡ってきた。

 

 

なんとこの試合に勝てば約1週間という期間で前人未到の4冠王ということになる。

もし本当にそうなればこれはジュニアというカテゴリーの選手のみならず、

新日本創立以来の快挙ということになるだろう。

 

 

またもしこの偉業を達成すればそれは同時に永遠のライバルたるヒロムの夢、

IWGPジュニアの王者のまま、ヘビー級の王者になるということも叶えることとなる。

そうなればヒロムは悔しいだろうが、心のどこかでデスぺを祝福することだろう。

 

 

しかし現実的に考えると飯伏幸太はデスぺにとって難敵すぎる相手と言えるだろう。

何と言っても飯伏はG1を連覇し、かつ今年のドームではタイトルマッチに連勝しており

圧倒的な実績を残している。

まさに今の飯伏は神の領域の強さを持ち合わせていると言えそうだ。

 

 

もしデスぺが勝機を見出すとすれば、

それは言葉には出せない多くのファンの後押しということになるだろう。

 

 

そのかつてないほどの期待を力に変えることが出来れば、

実力以上のモノが発揮されミラクルと言うべきサプライズを起こす可能性がある。

 

 

2.25からの最高の1週間を締めくくるべく

ならず者ルチャドールがこの記念すべき初代統一王者を掻っ攫っても不思議ではないだろう。

 

 

ではここからは今回最後になるであろう2冠王座を振り返ってみたいと思う。

実質約1年間という期間の中で3人の王者が誕生した。

それは初代内藤哲也、第2代EVIL、そして第3代は飯伏幸太というラインナップだ。

 

 

これは今回終わりが見えたので思うことでもあるが、

もしコロナ禍というものがなければいったいどのような展開になっていたのだろうか。

 

 

思い返すとドームでの逆転の内藤哲也、そして史上最悪と言われたKENTAの乱入。

またその後の大阪城でKENTAを破った後、ヒロムを呼び込んだ場面など、

コロナ禍前は確かに最高に盛り上がっていたように記憶している。

 

 

これは今更言ってもどうしようもないが、

内藤哲也が掲げた2冠同時保持というあのカタルシス溢れる展開は、

自分たちではどうしようもないものによって翻弄されてしまったということだろう。

 

 

しかし我々は忘れてはいけないだろう。

今回の2冠王座統一という前に、史上初の2冠同時保持という偉業があったことを。

そしてそれを初めて成し遂げたのはほかでもない内藤哲也であるということもである。

 

 

 


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