


残念ながら国内では2大スタジアムマッチがコロナ禍により延期となった
新日本プロレスだが、上記にもあるようにアメリカでは現在3団体を巻き込み
さまざまな展開が活発に動いている。
具体的に言うとフィンジュースがインパクトに定期参戦し、
現在はタッグのタイトルを保持している。
そして現在も元BCのグッドブラザーズ(アンダーソン・ギャローズ)、
両団体のトップのベルトを保持するケニー・オメガも巻き込み抗争を展開中だ。
この抗争は5.15に行われるインパクトのPPV大会で対決が決定している。
はたしてこの先にはどんな展開が待っているのだろうか。
ここからは個人的な想像となるが、この抗争のポイントを考えてみると、
二つのことが挙げられてると思う。
それは
①ケニー・オメガが関わっているということ
②元BCであるカール・アンダーソン、ドク・ギャローズがいること
だろう。
今回のインパクトでジュースvsギャローズのシングルが行われ、
その流れの中でケニーもジュースと絡むこととなったが、
これはケニーの新日本離脱の経緯を考えるとかなり画期的な出来事であるかと思う。
ケニーはAEW設立後もモクスリーやジェリコと同様、
新日本参戦は可能な契約であると言われているが、実際には一度も参戦はしていない。
それどころかあえて距離をとっているかのような印象があった。
そんな状況にあったケニーが先日のKENTAにつづき、
今回新日本所属であると思われるフィンジュースと絡んだ。
これは今後さらなる展開があると期待できる流れだろう。
はたしてケニーの本格参戦は今後実現するのだろうか。
AEW・インパクトの2冠王者であるケニーの参戦が実現すれば、
この3団体を巻き込む展開はより広がりを見せることになるはずだ。
そしてもう一つのポイントとして挙げた元BCの二人がいるということだが、
これは現在のBCとのアイデンティティをかけた抗争が期待されるところだ。
現在はその動きは沈静化しているが、今年初めに上の写真にもあるように
彼らはAEWでBCリバイバルを結成している。
この流れを受け現在のBCメンバーであるジェイやタマ・トンガなどが
SNSなどで反応を見せ抗争が開始するのか?という期待が膨らんだ。
しかしその後はKENTAのAEW参戦などの動きはあったが、
特に大きな動きはなく現在に至っている。
現在の新日本内でも一大勢力と言えるBCと
その歴史の一端を担ったBCリバイバルとの戦い。
先に書いたケニー参戦も含め、こちらもファンとしては実現を期待したいと思う。
そしてもう一つ、上述した展開と別軸で動いている展開がある。
それは新日本のタイトルであるUS王座をめぐる戦いである。
これは現在団体抗争という趣ではなく、
その王者であるモクスリー単体で動いている印象だが、
今回初めてそのタイトルマッチがAEW番組内で行われる。
これは両団体の提携がより進んだという証と言えるだろう。
もし今後このまま団体同士の提携が進んでいけば、
AEWでのIWGP世界戦や、逆に新日本でAEWのタイトルマッチが行われる可能性もある。
現在も世界的なパンデミックが続いており、
またその収束がいまだ見えないことを考えると、
今後生き残りをかけてどのような展開になっても不思議ではないだろう。
AEWのCEOアドバイザーに就任したジェリコが語っていたとされる、
3団体によるビッグイベントが実現することはあるのか?
この先の展開に大いに期待したいと思う。