ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】ついに2冠王座は統一へ IWGP世界ヘビー級王座新設!

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(出典:新日本プロレス公式)

www.tokyo-sports.co.jp

 

ついに新日本プロレスが大きな決断を下したようだ。

それは現2冠王者飯伏幸太が提唱する2冠王座(IWGPヘビー級、IWGP IC王座)統一

を認め、新たにIWGP世界ヘビー級王座を新設するというものだ。

 

 

そして飯伏幸太をその初代王者として認定し、

NJC優勝者との初防衛戦を行うということである。

これをもって長らく論争の続いていた2冠王座問題は一旦終息を迎える。

 

 

しかしこれは同時に統一される二つのタイトルの

歴史も終止符を打たれるということだ。

 

 

統一提唱者の飯伏幸太はそれぞれの歴史は消えないと発言していたが、

自身が初代王者に認定されるということを見ると

やはり実質的には消滅するということになると言えるだろう。

 

 

いやもしかすると2020年1月5日、内藤哲也により2冠が同時保持された時点で

それぞれの歴史は止まっていたのかもしれない。

 

 

なぜなら内藤哲也の同時保持以降はそれぞれのベルトが

今回のIC戦まで一度も別々に防衛戦が行われなかったからである。

 

 

別々に防衛戦が行われないのであれば、

それは実質的には一つのタイトルと言える。

よってすでに統一されていたという見方もできるだろう。

 

 

しかしそのような経緯がありながら、なぜあえて今回タイトルを統一するのか。

そこには必ず理由があるはずだ。

 

 

まず考えられる大きな理由はやはりそれぞれの

ベルトの意義が希薄になってしまったからだろう。

 

 

ヘビー級のシングル王座はこれまでNEVERを含めれば4つのタイトルが存在していた。

それはIWGPヘビー、IC、US王座、NEVERとなるが、ここまで増えてしまうと

意義の近しいベルトが発生してしまいお互いの良さを消し合ってしまうことになる。

 

 

今回の件で言うとそれはICとUS王座ということになるのではないだろうか。

この二つのベルトはそもそもともに

世界に向けてのベルトという意味合いを持っていたかと思う。

 

 

しかしここ最近US王座の方は世界的レスラーである

モクスリーがベルトを保持していることもあり、

その意義は維持していたかと思うが、

 

一方のICに関しては海外に向けてという部分は形骸化し、

実質新日本の第2のベルトという扱いが定着している。

 

 

よって今回の統一はICの扱いの難しさを解消すること、

そしてそれに加えUS王座をさらに意義深いものにする

という側面もあるのではないだろうか。

 

 

また内藤哲也が初めて同時保持を口にしてから約2年に及ぶ、

今回の2冠論争を考えると、やはりこの展開の中心は内藤哲也であったと言えるだろう。

 

 

宣言通り初代王者となり、また最後になるであろうICの挑戦者を務めた。

内藤哲也の心中を思えば心苦しいものがあるが、

彼は彼の役割を全うしたとも言えるだろう。

内藤哲也を応援する一ファンとしては今はそう思うしかない。

 

 

そして最後に初代王者に認定されるであろう飯伏幸太について書きたいと思う。

今回自身の提案で歴史と伝統あるIWGPの概念が変わることとなる。

 

 

時代により変化することがいけないとは思わないが、

個人的には変化をさせるにはそれ相応の責任が伴うかと思っている。

 

 

飯伏は2冠王座が統一すればよりプロレスを広めることにつながり、

かつ世界的規模で防衛戦を行うことが出来ると言った。

 

 

統一という時点で少なくない批判を浴びることになるかと思うが、

さらに上記の公約が出来ないとなると、飯伏はそれ以上の批判を受けることになるだろう。

 

 

それは決して飯伏本人のみならず、新日本のためにもならない。

よって飯伏は必ず今以上の発展を新日本にもたらしてほしいと思う。

これを締めの言葉とし、今回の記事は終わりたいと思う。

 

 


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