史上最多の32名が参加しスタートした新日本プロレス真夏の祭典G1CLIMAX33。
そんな今年のG1もついに最終盤を迎え、8.12両国国技館で準決勝が行われた。
その準決勝に残ったのは各ユニットのリーダーである、
HOTのEVIL、CHAOSのオカダ・カズチカ、LIJの内藤哲也、
そしてUEのウィル・オスプレイという面々であったが、
異論はあれど今現在の実力者が順当に残ったという印象だ。
しかしここからは誰が勝利してもおかしくない最後の戦いへと突入する。
それを示すようにこの準決勝は両試合ともまさに死闘と呼べる戦いが続いた。
まずセミファイナルで行われたオカダ・カズチカとEVILの一戦は、
途中HOTの乱入などでペースを乱したオカダであったが、
最後は掟破りの逆EVILからのレインメーカーで勝利を収めた。
これによりオカダは3年連続の決勝進出となり、前人未到の3連覇についに王手をかけた。
データによるとオカダは決勝進出後の優勝確率は100%、
つまり一度も負けていないということだが、
はたして今年のG1でもそのジンクスを守ることができるのだろうか。
そしてそんなオカダに対抗するべく決定戦の相手に勝ち上がったのは、
宿命のライバルである制御不能なカリスマ、内藤哲也である。
この日の準決勝では昨年も同じ準決勝で対戦したウィル・オスプレイと
戦ったわけだが、この試合を見た皆さんはご存知の通り、
まさに極限までオスプレイによって追い込まれてしまった。
それを見て多くのファンが勝利を諦めたかと思うが、
当の本人である内藤哲也は諦めることなく最後まで勝利への道を探っていた。
その結果オスプレイの必殺技ストームブレーカーをを切り返し
デスティーノを炸裂させ最終的に勝利をもぎ取った。
そして最後は久々となる大合唱でこの日の大会を締めくくった。
これによりG1CLIMAX33の優勝決定戦はオカダ・カズチカvs内藤哲也はという
新日本プロレスの黄金カードが実現するわけだが、
多くのファンが期待しているのはどちらの勝利だろうか。
これに関しては盤石の強さを見せ続けているオカダに対し、
ここ最近はそのオカダに敗れ続けている内藤哲也の逆襲に期待する
ファンのほうが多いのではないかと思う。
それはこの日の最後の大合唱を見た方はわかるかと思うが、
多くのファンはやはり内藤哲也の復活を期待しているということだろう。
当記事アップ時点ではすでにその結果は出ているが、
はたして内藤哲也は久々にその手にG1CLIMAX優勝という勲章を
手に入れているのだろうか。
内藤哲也の6年ぶり3度めの優勝が達成されることを期待し、
この記事を終わりたいと思う。