本日ついに今年の覇者が決まる戦いが行われれる、
新日本プロレス真夏の祭典、G1CLIMAX33。
このシリーズは言わずとしれた新日本プロレスの年間最大シリーズであり、
その価値も大きいとされており、通例では優勝者に翌年のドームでの
IWGP世界ヘビー級王座への挑戦権が与えられる。
それは言い換えればドームのメインを任されるということでもあるので、
新日本プロレスの選手たちのとっては名誉であることは間違いない。
それだけの価値があるとされるG1CLIMAXであるが、
今年は32名という史上最多の選手が参加し4ブロックにて争われた。
初回のG1CLIMAXは8名でのスタートであったことを考えると、
4倍という数であるが、これについてはさまざまな場所で多くの意見が飛び交っている。
その中でも特に目につくのはやはり新日本プロレスの選手の意見であるが、
やはりこの男がこのようなことを口にしている。
そうそれは制御不能なカリスマ、内藤哲也である。
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内藤哲也はこの記事で要約するとこのような提言を述べている。
・価値を高めるためにも参加人数を絞るべきである
・短期集中開催で行うべきである
・1大会のシングルマッチを減らす
まず参加人数を絞るという部分だが、これは長く行われてきた20名参加、
2ブロック制をイメージしているのだろうか。
多くの選手を抱える新日本プロレスであれば、もしこの20名に戻れば
参加が難しい選手も数多く出ることになるだろう。
それは別の見方をすれば出場価値が相当に高まるとも言えるので、
よりシリーズの価値が上がると言えそうだ。
また次の短期集中開催という部分は現在1ヶ月間で行われ、
全国各地を回るという部分を見直すということだろうか。
その昔のG1では両国7連戦などもあったと記憶しているが、
そこまで極端ではなくても、ファンの印象をより高めるため
内藤哲也はもっとコンパクトにすればいいのではということをいいたいのだろう。
これは先の参加人数の部分ともつながるだけに、要はもっとG1というものを
濃密にしたいということかと思う。
そして最後の1大会のシングルマッチを減らすということだが、
これは今年のG1では基本的に全試合リーグ戦という形で行われたことが、
はたしてどうなのか?と言いたいのだろう。
たしかに全試合シングルというものが続くより、
そこに至るまでに他の選手達の戦いがある方が、
よりシングルマッチの価値が上がるように思える。
つまりこれは大会の中にもアクセントを付けたほうが良いということかと思うが、
準々決勝の船橋大会の盛り上がりを見れば、その意見も大いに頷けるところだ。
さてここまでの内藤哲也の意見をまとめると、
それはコロナ禍前のG1に近づけるということともいえるが、
もしかすると多くのファンにとっては、こちらの方が馴染みがあるかもしれない。
これらの意見を受けはたして来年のG1はいったいどのような形式で行われるのか?
また普段は通ることのない内藤哲也の意見ははたして新日本プロレスに届くのか、
にも注目したいと思う。