先日の大田区大会で内藤哲也を5年ぶりに破り、
G1CLIMAX32初勝利を挙げた新日本プロレスのエース、棚橋弘至。
その棚橋弘至がインタビューで以下のようなコメントを残している。
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このインタビューを要約すると棚橋弘至はこのG1CLIMAX32を制覇し、
それをきっかけに上半期に広げた様々な因縁の清算に動いていく、というものだ。
この計画にはまずG1制覇という高いハードルが存在している。
キャリアの中で史上最多のG192勝、そして歴代2位の3度の優勝を誇る棚橋だが、
ここ3年は負け越しが続き、優勝からは遠く離れている現状だ。
それだけに優勝という壁はかなり高いかと考えられるが、
これまでに数々の困難を乗り越えてきたエースであれば、
もしかするとという期待は多くのファンが持っているだろう。
はたして棚橋弘至は4度目となるG1制覇を
成し遂げることは出来るだろうか。
そしてもしその偉業が本当に達成できれば、
その先にある様々な因縁の清算の大きなきっかけとなるだろう。
AEWとの禁断の扉で行われるはずだったCMパンク戦や
師匠というべき存在の武藤敬司との一戦。
そしてその武藤の師匠筋にあたる藤波辰爾とのシングルや
全日本プロレスのジェイク・リーとの戦いなど、
多くの清算すべき戦いが棚橋には待っている。
すでにプロレス界ではレジェンドとされる棚橋だが、
これらの戦いを実現させるためにもこのG1で何とか結果を出したいところだろう。
では上の挙げた選手たちとの戦いが本当に実現するのか?
というところを考えたいと思うが、個人的には大いに可能性があるかと思う。
まず日米のレジェンド対決であるCMパンク戦だが、
これは次回の禁断の扉やもしかすると早ければ新春の東京ドームで
実現することになるかと思う。
彼らが戦ったその先に何が生まれるのかはわからないが、
この二人のカードが実現すれば、まさに歴史的なドリームカードと言えるだろう。
そして次は来年の引退が決まった武藤敬司戦であるが、
武藤が現在ノア所属ということなので、少しハードルは高いように感じる。
しかし年初の対抗戦以降、現在も小島聡が継続参戦していることを考えると、
両団体の糸が切れているというわけではなさそうだ。
また両団体の対抗戦を行うことになれば、
この最後の師弟対決はそこで実現することになるのではないだろうか。
武藤敬司と棚橋弘至というプロレス史に
その名を刻んだ二人の最後の戦いは、はたして実現するのだろうか。
そんな棚橋弘至のG13戦目は本日17時開始の愛知大会の
ザック・セイバーJrである。
すでに1敗を喫している棚橋にとっては負けられない一戦だけに
このザック戦は今回のG1の分岐点となりそうだ。