1.20後楽園ホール大会より始まった、新春黄金シリーズ。
このシリーズの締めくくりとなる札幌大会2連戦の初日のメインには
上の写真にある棚橋弘至vsSANADAのUS王座戦が組まれている。
そんな二人はシリーズ開幕後連日前哨戦を行っているわけだが、
1.21後楽園大会のコメントで棚橋弘至はSANADAに対しこんなコメントを投げかけた。
👇
SANADAとの戦いは禅問答のような趣がある。どっちがいい者、どっちが悪者ではなく、何かをこのプロレスの、プロレス界の中にある何か大切なものを探しに行くような探求者的な、そんな趣もある。それは俺は素晴らしいことだと思う。ただ、レスラー人生、ずっとそれでいいわけじゃないんだよね。なりふり構わず、後先考えず、とにかく前に前に、俺がなんとかするんだと。今やらないでいつやるんだ、誰がやるんだっていう強烈な自己使命感っていうか、俺しかいないんだっていう自己暗示。SANADAになくて、俺にあったものはそれだと思う
俺もレスリングのスタイルは後の先を取る。相手が動いた後の隙きを狙って試合を展開していくっていうスタイル的には近いんだけど、気持ちの部分、プロレス界を変えたい、良くしたい、面白くしたい、団体を盛り上げたい、救いたい、みんなに喜んでほしい、プロレスを好きになってほしいっていう強烈で圧倒的なメッセージ性のあるプロレス
ずっとそうじゃなくてもいいと思うんだよね。ただ、SANADAが他の歴代IWGP王者に肩を並べるためには最後のワンピース。
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントで棚橋弘至は、SANADAがより高いステージに上がるために
必要なモノは俺がやるという使命感ではないか、と提言したのだ。
これはまさに自身がその使命感から行動し、
新日本プロレスを救ったと言われる棚橋弘至にしか言えないセリフである。
たしかにプロレスラーとして必要な要素を
すべて持ち合わせていると言われるSANADAであるが、
新日本プロレス参戦後、シングルではいまだタイトル未戴冠だ。
SANADAはこれまで飯伏との2冠戦を除けば、
IWGPヘビー級王座にしか挑戦したことがないが、
彼のポテンシャルを考えれば、これは新日本の七不思議と言っていいことだろう。
気付けば元盟友であったEVILや現在の盟友である鷹木信悟にも
タイトル獲得においては先を越されることとなってしまった。
この結果に至った理由は何か?
それは棚橋弘至から見れば、SANADAには自分がやらなければならない
という使命感が足りないからではないかと見ているのだ。
棚橋の言葉を借りればそれは強烈な自己使命感となるが、
それをここまでの歴史の中で体現してきたのは、まさに棚橋弘至その人である。
暗黒時代と呼ばれた新日本プロレスを救うために、
棚橋弘至はその自己使命感に燃え、出来る限りのあらゆることを行ってきた。
そしてそれらの行動が実を結び、今現在の新日本プロレスの隆盛があるわけだが、
もしSANADAにその気持ちが芽生えれば、
新日本のトップに立つことはそんなに難しいことではないだろう。
SANADAがよく口にするプロレス界の新しい景色。
それを本当に我々ファンに見せるためには、
彼自身のマインドチェンジが必要であることは間違いないかと思う。
おそらく棚橋弘至は今回のUS王座戦を通じ、
使命感の重要性をSANADAに伝えたいということだろう。
SANADAはその棚橋弘至の言葉や気持ちに応え、
今回のUS王座戦を契機に自身を変えることができるのだろうか。
もしそれが本当に実現すれば、2022年の新日本プロレスの主役として
SANADAがその中心に君臨しても不思議ではないだろう。
アンケート実施中
フォローお願いします!
👇
ランキング参加中!
👇