9.24大田区大会で行われたG1CLIMAX31
Bブロック公式戦、タマ・トンガvsチェーズ・オーエンズの一戦。
もしかすると今大会ではあまり注目されていなかったカードかもしれないが、
前日のKENTAvs裕二郎に続き、このBC同門対決は予想以上の熱い戦いが繰り広げられた。
結果としてはタマ・トンガが勝利を収めたわけだが、
あらためてチェーズの秘めたる実力が見られた一戦であった。
この二人はブロックの中では伏兵的な存在かもしれないが、
彼らに足元をすくわれた選手は、決定戦進出に大きな影響が出ることになるだろう。
以降の二人の活躍にも大いに期待したいと思う。
そんな二人が在籍するBCであるが、
この試合のタマ・トンガのコメントを見ると何やらきな臭い匂いを感じる。
ではまずはそのコメントを確認いただければと思う
↓
オレが誰で、どうやってこの業界で、このリングで、これだけ長い間生き残ってこれたのか、もう一度おまえらに教えてやるよ! オレはこの船のキャプテンだ! ジェイ・ホワイト、おまえ今どこにいるんだよ? おまえの大事なポジションがなくなっても困らないのか? もうおまえが必要ないって言うなら、このオレが奪い取ってやる
(引用:新日本プロレス公式)
これは見てもわかる通り、現在アメリカで活動している、
現リーダーのジェイ・ホワイトに向けたものである。
この言葉だけを聞くと、唐突にタマが言ったよう思えるが、
これにはどうやらツイッター上で伏線があったようだ。
以下にそちらも添付するので、確認してもらえればと思う。
↓
Jay White: "This is the first time I'm talking about this publicly, but just, the state of Bullet Club as a whole. In aspects it's the strongest it's ever been, but in other aspects not so much. It's going to take my attention, whether that means keeping or cutting people." pic.twitter.com/B8JIxArYKE
— Ciarán (@CiaranRH2) 2021年9月23日
そしてそれに対するタマ・トンガの反応はこうだ。
↓
The question is…Is it still your Era? https://t.co/oXTpLqWOpd
— Tama Tonga (@Tama_Tonga) 2021年9月24日
この発言を要約すると、リーダーのジェイはユニットはこのままでいいのか?
誰かを切るべきなのか?という内容であり、
それに対しタマは、まだお前の時代と思っているのか、と返答している。
これだけを見るとタマなどがELITEに対し仕掛けた
内紛劇を思い出さずにはいられないが、
あの騒動が再び展開されるのかと考えられる。
この当時のBCの内紛騒動は結局ELITE勢の離脱によりうやむやとなり、
また新日本マットで展開されていた当時もあまり評判は良くなかったと記憶している。
その歴史が再び繰り返すのかと思うと、少々気持ちが複雑であるが、
当時と現在では新日本プロレスやBCがおかれている状況も違うので、
前回とは違う展開になる可能性も大いにあるだろう。
一旦現在のBCの状況を整理してみるとざっとこのような形になるはずだ。
まず現在は大きく分けて、アメリカと日本でメンバーがそれぞれ活動している。
また日本ではユニット内ユニットのHouse of toutureも発足した。
外から見る限り、それぞれのメンバーは完全に分裂しているわけではなく、
お互いを尊重しているように見えるが、もしかすると内情は違うのかもしれない。
BCの歴史と言えば、それは裏切りの歴史とも言える。
時のリーダーを追放し、約2年ごとにリーダー交代があったわけだが、
現リーダーのジェイは就任後すでに約3年が経過している。
BCオリジナルメンバーであり、重鎮とも言えるタマ・トンガが動いたとなれば、
また裏切り、追放の歴史が繰り返されるのだろうか。
そしてもし本当に追放劇が起きれば、その場合ジェイはどうなるのか、
またEVIL率いるHOTはどう動くのかなど興味はつきないところだ。
当ブログではG1のこれからの展開とともに、
このBC問題にも引き続き注視していきたいと思う。
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