3.13尼崎大会で起こったバレットクラブの分裂劇。
すでに多くの皆様はご存じかと思うが、
タマ・トンガ、タンガ・ロアのGoD、そして邪道が追放された。
つまり国内で活動を続けていたバレットクラブのメンバーは
上記の3人を除き一枚岩となり、ジェイ派という意思を示したということだ。
今回の内紛問題ではGoDの処遇とともに、
EVILを筆頭としたHOTの動向もポイントであったかと思うが、
現時点ではひとまずジェイ派へついたということだろう。
そしてそのEVILは試合後のコメントでこのように語っている
👇
いいかオイ、リング上で起こったことがすべてだ。いいか、ここにいるヤツらが正しい選択をしたってことだ、よくわかったか。そしてよ、あいつらは中途半端な選択をしたから、一番嫌われ者になっただけだよ。いらねぇってことだよ。いいか、あいつらはBULLET CLUBのお払い箱だ。よく、覚えとけ。よし、TOO SWEET!!
（引用：新日本プロレス公式）
また今回の内紛騒動ではHOTの動向の他にも注目されるポイントがいくつかあった。
それはオリジナルメンバーであるファレがタマ・トンガと袂を分かつのか？
そして30年来のコンビである邪道、外道が別の道を歩むのか？という部分である。
これらに関しては結論から言うとファレはタマと決別し、
そして外道も邪道に対し決別のメリケンサックを叩き込み、
兄弟としての関係が終わった。
つまり二人は新しいバレットクラブを構築するために、
これまでの長年の盟友との絆を断ち切ったということだ。
二人の本当の想いがどうなのかはわからないが、
彼らのコメントなどを見る限り今回の決断に後悔はなさそうである。
今回の展開をもってひとまず全員の現在の意思はわかったわけだが、
リーダーのジェイがアメリカにおり、メンバーと顔を合わせたわけではないことを
考えると、これですべてが終わったわけではないだろう。
今後ジェイがメンバーと顔を合わせたとき、再び何かが起こっても不思議ではない。
はたしてジェイが考えるバレットクラブの最終形はどのようなものだろうか。
ではここからは今回バレットクラブを追放される形となった
GoDの二人と邪道の今後について考えてみたいと思う。
皆様の記憶にもまだ新しいかと思うが、昨年のＧ1でGoDの二人は
勝敗の結果以上の大きなインパクトを残した。
ほぼクリーンファイトに徹しタマに関してはあのオカダカズチカを破った。
そしてロアの方もその身体能力の高さをいかんなく発揮し、
シングルプレイヤーとしてのポテンシャルの高さを示した。
またＧ1でのコメントもベビーフェイスのそれであっただけに、
多くのファンは今回のフェイスターンも受け入れることができるだろう。
では今後彼ら3人が向かうユニットはどこになるのだろうか？
完全にベビーフェイスへと転換するなら本隊が有力となるが、
邪道のここまでのイメージからそれはなかなか想像しにくいところだ。
であれば残るはＬＩＪ、CHAOS、UNITED EMPIRE、鈴木軍となる。
まずＬＩＪは内藤哲也が考えるコンセプトやユニットの歴史を考えると
彼らが参加する可能性は極めて低いだろう。
個人的にはそれ以外の3ユニットには加入の可能性があると思うが、
その中で最も可能性があるのはUEだろうか。
連合帝国という旗印のもと、実力派のレスラーが集まるこのユニットは
自由度も高いため現在のキャラクターのまま戦うことも可能だろう。
また日本国内で戦うメンバーも基本的に4人と少数だけに
ユニットとしても常に増員は必要なはずだ。
そして日米を股にかけて戦うスタイルもUEでは問題なく受け入れられるはずなので、
日米両国で人気の高いGoDの二人にとっても条件としては悪くないだろう。
このような理由から個人的にはUE入りを予想しているが、
傷心の彼らはいったいどのような選択をするのだろうか。
バレットクラブの今後の展開とともに、彼らの動向も大いに気になるところだ。
2022.313尼崎大会。
長い歴史を持つバレットクラブの歴史の中でも
この日は特別な1日となったことだろう。
そして今後の注目はアメリカでこの展開を知ったジェイがどう動くのか？
そして現在欠場中のKENTAがどちら側につくのか？の2点になるはずだ。
まだまだバレットクラブから目を離してはいけないということだろう。
