この記事を書いているのは1月末であるが、現段階で新日本プロレスの
スケジュールは5月初旬のレスリングどんたくまでが発表されている状況だ。
(新日本プロレス公式サイト参照)
また開始日は発表されていないが、G1クライマックス30は10月に最終戦を迎える。
つまり30回目の開催で初めて秋へと移行されるということであるわけだ。
理由はご存知の通り東京オリンピックの開催の為だ。
物理的に夏の間、首都圏の新日本が使用していた主要会場は、
オリンピックで使用されるので開催自体が困難であるのは明白である。
WKを除き年間最大のシリーズであるG1クライマックスを違う時期に移行するのは、
ビジネス的観点からしても当然の策と言えるだろう。
ではいまだ発表されていない真夏の間の新日本プロレスのスケジュールはどうなるのか
今回はそちらについて、推測だらけ、憶測だらけの記事となるが考えてみたいと思う。
2020年 新日本プロレスの夏
以下は東京オリンピックのHPであるが、7月24日~8月9日まで開催される予定だ
準備などを考えると、約2か月弱は使用できないと考えられるだろう。
そうなると上記期間に何らかのシリーズを開催するとすれば、
首都圏以外での開催が現実的な選択肢となるだろう。
G1のラストが10月中旬ということから推測すると、
開始はおそらく9月初旬から中旬の間であるはずだ。
これは通常なら、ディストラクションシリーズ、秋の両国の時期なので、
そこから考えると今年に関してはG1終了後、
11月にかけてディストラクションシリーズが行われ、
そしてWKへと続いていくのではないだろうか。
これは通常の時期のG1終了後からドームへの間延びするという期間がなくなり、
ファンの盛り上がりの視点から考えると逆に良い効果が生まれると考えられる。
もし上記の予想通りとなり、真夏にシリーズを組むとすればあのシリーズが濃厚だ。
そう『ワールドタッグリーグ』(以下WTL)である。
通常でも首都圏以外を回ることが多いシリーズでもあるし、
ましてG1前、ドームのカード決定前なら出場選手の縛りがなくなるだろう。
ここ最近WTLに出場のなかったトップ選手の参戦も実質可能となるはずだ。
つまり内藤哲也、オカダカズチカ、ジェイホワイト、飯伏幸太などの
参戦も見込まれるのではないだろうか。
もし彼らが出場するとなれば、近年物議を醸しだす出場選手の質の問題も解消される。
この点から見てもこちらも良い効果が生まれるのではないだろうか。
そして夏の期間もう一つ考えられるのが、オカダが提唱したオールスター戦だ。
(以下、関連記事)
これはシリーズではなく、単発での興行となるはずなので、
各団体との調整がつけば開催自体は可能であるだろう。
上の記事にも書いているが、新日本のトップ、業界のトップでもあるオカダが、
何の勝算もなく公の場でこのようなことを言うとは思えない、というのが自身の想いだ。
どのような会場で、どのような規模感で行われるのかは全く不明なところだが、
オカダの言うようにオリンピックに対抗する意味でも何らかのイベントが行われる
可能性は高いように思う。
夏のシリーズ開催も含め、新日本プロレスからのオフィシャルな発表を
期待して待ちたいと思う。
WK15のこと
史上初めての東京ドーム2連戦であったWK14から、早くも約1か月経過した。
そして上にも書いたが、現時点では来年度の年始に行われるであろう、
WK15についてはいまだ詳細も含め未発表である。
まずは今年のWK14のように東京ドーム2連戦を実施するのかということだが、
1.4という日時にこだわるのであればそれは厳しいと思われる。
ご存知の通り今年の1月4、5日は週末という絶好の日取りであったが、
来年の1月4日は月曜日である。
曜日のめぐりあわせを考えると、2連戦を強行するのは非常にリスキーと言えるだろう。
もし今回をきっかけとして、2連戦ありきで考えるならば、
前後の週末に移行することが現実的な選択肢となるだろうか。
また単独の興行であっても前日の1月3日の日曜日に移行した方が、
首都圏以外の動員も見込まれメリットは大きいように思う。
新日本プロレス新春興行=1.4東京ドームとプロレスファンには刷り込まれているが、
個人的にはそれに囚われる必要はないと思っている。
あとは会社の判断次第だが、いまだ発表がないということは、
G1の秋への移行同様、通常とは違う何かがあるのではないかと思う。
コチラも夏のスケジュール同様、発表を心待ちにしている。
今回は勝手な推測を元に、未発表のシリーズのことを考えて見た。
実際の発表がどうなるかはわからないが、ファンが楽しめるものであれば何でもいい。
提供されたものを目いっぱい楽しむ。それがプロレスファンというものだろう。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。