今回は札幌2連戦最終日について書いていこうと思うが、それに先立ち、
前回の記事もごらんいただければ幸いだ。
(前回記事はコチラ)
さて札幌2連戦の最終日と言えば、昨年は以下のようなカードが組まれていた。
タイトルマッチだけでIWGPジュニアタッグ選手権、IWGPタッグ選手権、
そしてIC選手権のラインナップであった。。
それと比較すると今年はブリティッシュヘビー級のタイトルマッチのみである。
もちろんスペシャルマッチとして、オカダカズチカ対タイチのシングルマッチ、
各カードの前哨戦などはあるが前年と比較すると寂しいイメージがするのは事実だ。
もしこのマッチメイクで2日目も昨年並みの動員があれば本当にスゴイと思う。
そうなれば前日も含めほぼタイトルマッチなしで1万人以上を動員するということになるからだ。
もし両日とも満員マークがつけば、新日本プロレスの動員力は恐るべしと言えるだろう
聖帝対レインメーカー 戦いの先に何かが見えるのか
(出典:新日本プロレス公式)
札幌2連戦2日目のメインは、オカダカズチカ対タイチのSPシングルマッチである。
カードが組まれた経緯としては、1.6での試合が発端となった。
以下の写真を見ていただければわかるが、
タイチがオカダにアイアンフィンガーをお見舞いしたのだ。
(出典:新日本プロレス公式)
そして試合後このようなコメントを残した。
オカダ、俺は知ってるぜ。2日やった誰よりも、
ボロボロだったな。
オカダよ、
簡単に勝てそうだな、
ムカつくだろ、
ムカつくだろ、お前から見たら。チャンスだよ。潰してやる。
優しいだろ? ヘトヘトになった、ボロボロになったお前を俺が狙ってやるよ。
リマッチ権があんだろ、オカダにも。
相手してやるよ、
(引用:新日本プロレス公式)
以上のような経緯があり今回のシングルマッチが決定したわけだ。
ご存知の方も多いと思うが、この二人のシングルマッチは、
オカダの新日本デビュー戦以来12年ぶりのことである。
その間でオカダカズチカは新日本の頂点、
いや日本プロレス界の頂点に君臨する存在へと飛躍した。
タイチにとってはおいしすぎる相手になったわけである。
普通に考えるとオカダ有利は明白だが、タイチにとっては2冠戦線への参入、
そして内藤哲也へのリベンジに向け、負けられない戦いであるので、
どんな手を使っても勝ちに来るはずである。
ではこのシングルマッチの先に、今後につながる何かがあるのかという所を考えると、
語弊はあるがオカダにとっては、勝利しても大きなメリットはないだろう。
オカダにとっては勝って当然の一戦であるからだ。
あるとすればそれは格下と思われている、もしくは思わせているタイチである。
上のインタビューでもあるように、オカダを横綱、自身を幕内と揶揄している。
タイチからしてみれば前IWGPヘビー級王者からの勝利。
これは相撲で言うところの金星である。
もし金星が現実となれば先々の展開に向け、それは大きな勲章となるだろう。
何かが起こる札幌決戦。それを巻き起こすのはやはりタイチなのだろうか?
タイトルマッチではないが、見逃せない一戦であろう。
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そしてこの札幌決戦が終われば、大阪城ホールへと新日本プロレスは進んでいく。
大阪城ホールの結果次第で、上半期の大まかな展開も見えてくるだろう。
その後は通年であれば、ドミニオン、G1へと続くわけだが、
今年はオリンピックもあり秋へG1は移行されることになった。
まだ発表されていない夏のシリーズは?、来年のドームは?など
気になる部分も多く残されている。
そのあたりは次回以降の記事で書いていこうと思う。
まずはその前に今週末の札幌決戦を楽しもう。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。