Ｇ1クライマックス30 Ａブロック最終戦での
衝撃の裏切りにより発足された、
ウィル・オスプレイ、グレート-Ｏ-カーンのよるユニット、
ＴＨＥ ＥＭＰＩＲＥ
この動きは久しくユニット自体が作られることがなかった
新日本プロレスにとって、今後景色が変わる
大きなきっかけになるだろう。
では現在の新日本プロレスのユニットを
ひとまず整理してみよう。
・本隊
・ＣＨＡＯＳ
・鈴木軍
・バレットクラブ
・ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
・ＴＨＥ ＥＭＰＩＲＥ
これまで本隊を入れると5軍であったが、
そのバランスが変わるということになる。
ここで考えられることは、すでに様々なところで
取りざたされていることだが、
これからユニットの再編が始まるのではないかということだ。
今後ＴＨＥ ＥＭＰＩＲＥのメンバーが増えるということは
間違いないはずであるので、それは避けられない事象であると思われる。
では今後どのような展開が考えられるだろうか
ここからはそれについて書いていきたいと思う。
まず今もっとも揺れているユニットは、
内紛騒動が勃発しているバレットクラブだろう。
興行再開後、海外組が未参戦であった時期に起こった
EVILの電撃加入に端を発したこの内紛は、
二人のKing、ジェイとEVILの覇権争いに事態は進展している。
G1開催時はそれぞれのコメントを通じ、
攻防を繰り広げていたが、
いまだ二人はファンの前で直接対峙したことはない。
初めて同じ大会に出場となったG1最終戦においても
直接リング上で絡むという場面はなかった。
当記事執筆時点では状況が定かではないが、
昨日から始まった今シリーズ内で何らかの動きが
あるのではないだろうか。
状況は明らかに対立しており、
二人が共闘する姿は現在は想像できないところだが、
はたしてそんな単純な展開が
待っているのかという考えも思い浮かぶ。
またどちらかが追放されるという意見も散見されるが、
そうなるとその追放者は新たなユニットを立ち上げるのか、
もしくは既存のユニットに加入するのかということになる。
もしジェイが追放となれば、
過去のリーダーと同様の道を歩むという
新日本ファンにとっては考えたくない選択肢もあるが、
いずれにせよ団体全体のパワーバランスに
大きな影響を与えるのは必至だ。
そして今シリーズ最終戦で二人は
それぞれ2冠戦、そして権利証マッチを行う。
遅くともそこでこの問題の先行きが見えることになるだろう。
二人のKingによる覇権争いの行く末は
いったいどのような結末を迎えるだろうか。
続いての注目はやはりTHE EMPIREの
今後の動きということになるだろう。
ユニットを本格的に稼働していくにあたり、
二人だけというのは何かと動きにくいものがあるので
増員という動きは間違いなく起こるはずだ。
そこでまず思い浮かんだことは
新日本全体のユニットの総数についてである。
全体の総数をこれ以上増やさないということであれば、
必然的に一つのユニットが解体もしくは分裂されるということになる。
そうなればそのユニットとは、噂されるあのユニットだろうか。
それはすなわち鈴木軍ということである。
以前よりこの話は浮かんでは消えということを
繰り返してきたがいよいよその時が来たということだろうか。
ここまで声高に叫ばれるのはやはりタイチのグレードアップ
ということが大きな要因であるかと思う。
ヘビー級に転向後、トップ戦線にまで食い込んでいる
タイチがいつまでの鈴木みのるの下でいいのか？
このようなことは昨年来くらいからしきりに
噂されている話である。
またTHE EMPIREのキーワードがイギリスであるとすれば、
タイチの盟友であるザックはまさに
ぴったりフィットするではないか。
そのようなもろもろの要因を考えると、
この展開はあながちない話ではないだろう。
今シリーズ中に何か大きな動きがある可能性は
極めて高いのではないだろうか。
また残りのユニットである、CHAOS、ロスインゴに関しては
現状の状況を見ると、加入や離脱などの大きな動きはなさそうである。
個人的にはロスインゴに誰か加入してほしいとは
思っているが、加入へのハードル、期待が他のユニットと違い、
かなり高いものがあるので簡単にはいかないであろう。
私としてはロスインゴに加入を期待している選手がいるのだが、
皆さんにもきっと加入してほしい選手がいることだろう。
希望としてはロスインゴの次の加入選手は
鷹木信悟のような出来上がった選手ではなく、
若手から抜擢してほしいと思っている。
早ければ来年あたり新メンバー加入という
景色が見られるのではないだろうか。
フォンとしてはそちらにも大いに期待しておこうと思う。
