5.3レスリングどんたくシリーズ最終戦、札止めとなった今大会を締めたのは
なんと海外武者修行中とされていた辻陽太であった。
この日のメインイベントではIWGP世界ヘビー級王者SANADAと
IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムによるタイトルマッチが行われ
27分を超える死闘の末SANADAが勝利した。
このタイトルマッチではLIJのメンバーもセコンドについていただけに、
内藤哲也や鷹木信悟が、ヒロムの仇を取るために次の挑戦者に名乗りを挙げるのでは
と考えていたファンの方も多かったと思うが、
彼らはヒロムとともにバックステージへと戻っていった。
となると次の挑戦者は彼らではなく、他にいるのかと考えていたところ
会場が暗転し、これまでも流れていたあの謎のVTRが流れた。
そしてそのVTRとともに登場したのはなんと海外武者修行中の辻陽太であった。
これまでも遠征中の試合を新日本プロレスワールドを通じ見る機会があり、
レスラーとして大きな成長を感じていたが、
ついにこの男が満を持して新日本プロレスへと帰還した。
威風堂々と歩を進めリングについた辻はJust5Guysのメンバーを蹴散らし、
最後はSANADAにスピアーを決め、現王者をKOした後、
至宝のベルトを高々と掲げ次期挑戦をアピールした。
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この襲撃を受けたSANADAがバックステージでこの挑戦を受諾したことで、
次の挑戦者は辻陽太で決定的と言っていいだろう。
もしこの凱旋帰国からいきなりの至宝のベルト挑戦が実現すれば、
それは2012年のオカダカズチカ以来となるが、
はたして辻陽太は一気に新日本プロレスの頂点へ駆け上がることができるのか?
引き続き注目しておく必要があるだろう。
そして辻陽太はこのリング上で胸を叩く内藤哲也のポーズを見せ、
バックステージではヒロムを抱え姿を消したことから、LIJ入りが濃厚であるが、
SANADAが抜けたLIJのとっては朗報と言えるのではないだろうか。
この辻の動きに関しては執筆時点では
まだリーダーの内藤哲也はコメントを出していないが、
思いおこせば辻の壮行試合の相手を務めたのは内藤哲也である。
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そう考えると辻陽太のLIJ入りは必然とも言えるが、
はたして内藤哲也はどのような言葉、行動で辻を迎えるのだろうか。
こちらの動きにも注目しておく必要があるだろう。
結果的に福岡大会のすべてを持って行った辻陽太。
彼によって新日本プロレスの景色はさらに変化することになるのか。
今後の辻陽太の動きから目を離してはいけないことは間違いなさそうだ。