5.3福岡大会レスリングどんたくをもってシリーズが終了した新日本プロレス。
さっそくその結果を受け、翌日5.4に次のビッグマッチである6.4大阪城ホール大会、
ドミニオンの主要カードが発表された。
その発表の中でやはり目を引くのは上の写真にもある、
SANADAvs辻陽太のIWGP世界ヘビー級選手権であろう。
少し前であればこのドミニオンでのIWGP世界ヘビー級選手権が、
彼ら二人で争うことになるとは誰も想像していなかったはずだが、
この展開を見る限り新日本プロレスの景色は確実に変わりつつあるのかもしれない。
特に辻陽太に関しては凱旋帰国からいきなりのIWGP世界ヘビー級挑戦という
破格の扱いとなるが、先日の乱入での佇まいを見る限り、
多くのファンが納得しているのではないだろうか。
ここでもし辻陽太が一気にタイトルを奪うようなことがあれば、
それは2012年のオカダカズチカによるレインメーカーショックに次ぐ、
新日本プロレスの大きなターニングポイントとなりそうだ。
今後の新日本プロレスのスケジュールを見る限りでは、
BOSJの後半戦の大会ででSANADAとの前哨戦が組まれる可能性が高いが、
そこで辻がLIJ入りしたのかも判明することになるだろう。
はたして辻陽太はここでタイトルを奪取し、
さらに新日本プロレスの景色を変えることができるのか?
大注目の一戦となることは間違いないだろう。
そしてその他のカードでは、バレットクラブの遺恨決着戦となる、
デビッド・フィンレーvsエル・ファンタズモのNEVER無差別級選手権が発表された。
前王者タマ・トンガを非情なファイトで病院送りにし、
NEVER無差別級王座を奪取した、
現バレットクラブのリーダー、デビッド・フィンレー。
そこに現れたのは先月の両国国技館大会で、
そのフィンレーに追放されたエル・ファンタズモである。
今回のファンタズモの行動を見る限り、
今後は本隊という立場でバレットクラブと抗争することになりそうだが、
フィンレーもそれをやすやすと許すわけはないだろう。
因縁深き二人の今回の戦いは大荒れ必至の展開が予想されるが、
はたしてこの戦いの先には新たな展開が生まれるのだろうか?
そちらにも注目しておく必要があるだろう。
その他にも今回の発表では、IWGPタッグの3wayマッチや、
ザックvsコブのTV王座の再戦が発表されたが、
その他にも今後多くの注目カードが発表されていくはずだ。
新日本プロレス上半期の総決算と言えるドミニオンでは、
毎年多くのサプライズがあるが、
はたして今年も我々ファンを驚かせるような展開が起こるのだろか?
それらを期待しつつ、大会までの残り1か月は想像を楽しみたいと思う。