NJC2023のシリーズ中にLIJを離脱し、Just5Guysへの電撃移籍をはたし
その勢いのまま春の最強決定トーナメントを制したSANADA。
そんなSANADAが先日一夜明け会見で現在の心境を語った。
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その会見の中でSANADAが数多く口にしたことは、
景色を変えるという言葉である。
今回SANADAはNJCを制したことで4.8両国国技館大会で
オカダカズチカの持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するわけだが、
この新日本プロレス至宝のタイトルをオカダが持っている状態こそ
まさにSANADAが言うマンネリということであろう。
確かにオカダカズチカがレインメーカーショックを起こしたのが
2012年なのでかれこれ10年以上オカダカズチカ時代が続いている。
その間他のレスラーたちもこのIWGPのベルトを戴冠したが、
最終的には現在と同様オカダの元にそのベルトは収まっている。
少し前はライバルと呼ばれた関係にあった二人だが、
正直現在置かれている立場は大きく離れていると言っていいだろう。
この数年の間でオカダはさらに強大な存在となったが、
それと反比例するようにSANADAの存在感は希薄になったのは事実だろう。
それを打破するために今回SANADAはLIJを離脱したわけだが、
はたして今回はその想いを成就できるだろうか。
たしかにSANADAがタイトルをとれば大きく景色が変わる可能性はあるが、
それは同時に団体を牽引するという責任も発生することになる。
これまでのLIJ時代はあえて黙して語らぬキャラクターであったかと思うが、
いざ団体の頂点の王座を牽引すれば、外に向けた発信力が必要となるだろう。
現在のプロレス界はリング上はもちろん大切だが、
それ以外の活動や発信も大きく団体や個人の選手の人気にかかわってくる。
SANADAがそのあたりをどこまで考えているかはわからないが、
もしその部分も一変するのならば、SANADA時代が到来してもおかしくはないだろう。
はたしてSANADAは4.8両国国技館大会でオカダを倒し、
新日本プロレスの頂点の座を掴むことができるのか?
もしくはオカダがあっさりとSANADAを退け、
これまで同様に団体の顔として君臨し続けるのか?
どちらにせよ大注目の一戦となることは間違いないだろう。