4.8両国国技館大会で行われた新日本プロレスのビッグマッチである
SAKURA GENESIS2023。
そのメインでは王者オカダカズチカとNJC覇者のSANADAによる
IWGP世界ヘビー級選手権が行われたが、結果は新日本プロレスの景色を変える
と宣言していたSANADAが勝利し有言実行をはたした。
NJCシリーズ途中でLIJを離脱後Just5Guys入りし、
一気に新日本プロレスの頂点まで駆け上がったSANADA。
新日本プロレス参戦から7年。
そのポテンシャルを考えれば、遅いくらいであるが
このタイトル戴冠を喜んでいるファンはきっと多いことだろう。
さて王者となったSANADAであるが、本当の意味で景色を変えるには
王者となったここからが勝負であろう。
それはSANADA自身がよくわかっているかと思うが、
その景色を変えるにはぴったりな挑戦者が試合後に登場した。
そう、その男とは現IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムである。
ではここからその様子を改めて記載したいと思う。
👇
ヒロム
SANADAさん、『NEW JAPAN CUP』優勝、そして、IWGP世界ヘビー級王座奪取、ほんとにおめでとうございます。L.I.Jを抜けて、正解だったと証明しましたね。早速ですけど、そのIWGP世界ヘビー級王座、俺に挑戦させてくださいよ
SANADA
ヒロムさん、いいですけど、その前にやるべき相手がいるんじゃないですか?
金丸義信
オイ、ヒロム、俺の前出してたな? SANADAに挑戦する前に、俺がそのジュニアのベルト、挑戦してやるよ。お前に決定権はない。次は俺がお前のそのベルトに挑戦する
ヒロム
SANADAさんとやる前に、金丸さんがこのベルトに挑戦する? ハハハハハ、そんなのただのご褒美じゃねぇか! やってやるよ、金丸さん! ありがとうな。IWGPジュニアのベルトを巻いたまま、IWGP世界ヘビー級王座を獲る夢を、叶えに行こうか。SANADA、L.I.Jが俺色に染まる瞬間を見ていてください
このやり取りを見てもわかる通り、今後の展開としては
まずが金丸義信がヒロムの持つIWGPジュニアヘビー王座に挑戦し、
その後ヒロムがSANADAの持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦することになりそうだが、
ヒロムはその先を見据えバックステージでこのようなコメントを残している。
👇
でもさ、オレ、L・I・Jに入った理由があるんだよ。オレは内藤哲也とシングルをやる為にL・I・Jに入った。シングルで初めて当たる為にL・I・Jに入っったんだ。楽しみだよ。もう、そろそろじゃないの。ねえ、見たいでしょ。もうみんな我慢の限界なんじゃない? ただただ、IWGP世界ヘビー級のベルトを欲しいだけじゃない。オレは夢を叶えることだけじゃないんだ。みんな、もう我慢の限界でしょ。コロナ、終わらせようよ。内藤さん、アップ、始めて下さい。
内藤さん、アップ始めてください。
そうこの言葉の意味はまさにあのコロナ禍によって流れた2020年旗揚げ記念日大会の
師弟対決をヒロムは望んでいるということで間違いないだろう。
その師弟対決がIWGP世界ヘビー級王座を賭けたものになるのかは
今後の展開次第となるが、コロナ禍を終わらせるのにこれほどふさわしいカードはないだろう。
はたしてこの夢のLIJ師弟対決はいったい、いつ、どこで、
そして何を賭けられて行われるのか?
今回のヒロムの行動により一気に動き出したこの展開には
引き続き注目しておく必要があるだろう。