ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】SUMMER STRUGGLE2020後楽園ホール2連戦 所感

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7月25日の愛知大会の翌日から、新日本プロレスは

次のシリーズであるSUMMER STRUGGLE2020をすでに開始させている。

 

 

そして先日、当シリーズの最終戦を飾る21年ぶりの野外ビッグマッチ、

神宮球場の第一弾対戦カードが発表された。

その発表されたカードとは、大方の予想通りこの二つのカードである。

 

 

IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権

(王者)EVIL対(挑戦者)内藤哲也

 

IWGPジュニアヘビー級選手権

(王者)高橋ヒロム対(挑戦者)石森太二

 

 

現状の流れを汲んだ王道のタイトルマッチと言えるだろう。

そして今現在この二つのタイトルマッチの前哨戦を中心に、

シリーズは進んでいるところである。

 

 

2冠王者EVILとベルト奪還に燃える内藤哲也。

自身を裏切った男から、自らが手放したベルトを取り戻せるのか、

注目は日を追うにつれ、高まっていくことだろう。

 

 

そこで今回はその前哨戦の口火となったシリーズ開幕2連戦、

後楽園ホール大会2連戦を振り返ってみたいと思う。

 

 

笑わない内藤哲也と微笑を浮かべるEVIL

 

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

笑わない内藤哲也。

名古屋での挑戦表明から、EVILの前では一度も

いつものあの余裕の笑顔を浮かべることはない。

 

 

今回の内藤哲也のEVILに対するテーマは、

これまでにない怒りなのだろうか。

それともEVILに対する別の想いなのか。

 

 

本当の所は内藤哲也自身にしかわからないことだろう。

またEVILとの直接の対戦でも、これまでとは違う変化が見える。

 

 

いつもは相手をすかし、心理戦を仕掛ける側である内藤哲也だが、

今回の対EVILでは感情むき出しで打ち合いを続けている。

これもこれまでの抗争とはかなり違うところであるかと思う。

 

 

どう表現していいのか今一つ適切な言葉は見つからないが、

2冠奪取に向け、アプローチが違うことは事実である。

それだけこのチャンスにかける思いというモノが強いということだろう。

 

 

他方EVILは、笑わない内藤哲也と比べると表情は好対照である。

ロスインゴ時代には出さなかった、

いや出せなかった微笑が見えるのである。

 

 

それは新日本の現在の主役へと昇りつめた愉悦からくるものなのか、

それとも大きな責任を背負う重圧を紛らわせるためのものなのか。

 

 

今のEVILに聞けば間違いなく前者というだろうが、

本当の所はどうなのだろうか。これも本人のみぞ知るということだろう。

 

 

そして上述したが、この二人で争われる神宮球場での2冠戦が、

先日正式に決定した。

よって残りの大会でも前哨戦が続いていくことになるだろう。

 

 

残り1か月、内藤哲也は笑うことなく前哨戦を突き進むのか、

またEVILは最後まで微笑を浮かべ続けることができるのか、

二人のドラマの行方はこれからが本番である。

 

 

手負いのジュニアのカリスマと勢いづくBONE SOLDIER

 

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

先日の会見で正式決定したもう一つのタイトルマッチ、

IWGPジュニアヘビー級選手権。

コチラに関しては2冠戦と違う様相を見せている。

 

 

ヒロムが負傷しているということもあるが、

挑戦者の石森太二が圧倒的に優位に前哨戦を進めているのだ。

 

 

すでに27日の後楽園ではヒロムから直接ギブアップまで奪っている。

手負いのジュニアのカリスマは今、

窮地に追い込まれている状況と言えるだろう。

 

 

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

というようなことを書いている最中、このようなニュースが飛び込んできた。

ヒロムが7月大会の残り2大会を欠場するというバッドニュースである。

 

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この2大会の欠場で済めばよいが、先日の痛がり方を見ていると、

素人目線であるが重傷のように見えたので、予断は許さないところだろう。

 

 

まだ神宮大会までは1か月あるので、回復するとは思うが、

タイトルマッチに向け逆風が吹いていることは間違いない。

 

 

しかしまず今はしっかりとケガを治してほしいと思う。

そして本番ではいつものヒロムの世界を見せてほしいと願っている。

 

 

その他のこと

 

ではここからは上述した二つのタイトルマッチ以外の

注目点を挙げていこうと思う。

 

 

まずはタッグ王座から陥落したゴールデン☆エースに起きつつある

亀裂について書いてみたいと思う。

 

 

王座陥落後、リマッチを要求しているゴールデン☆エースだが、

王者組のタイチ・ザックにいいようにあしらわれている状況である。

 

 

タイチ組の言い分はこうだ。

飯伏はまだ認める、しかしそれなら新しいパートナーを連れてこい。

なぜならもう棚橋は終わっているからだ。

 

 

ここ連日のコメントを要約するとこのようなことになるだろう。

棚橋は終わっている、エースにとっては屈辱的な言葉である。

 

 

そして棚橋に対する不満は、タイチ組だけではなく、

パートナーの飯伏からも漏れてくるようになった。

その発言を下に引用しておくので、ご覧いただきたい。

 

 

飯伏「棚橋さん、僕も、ちょっとやっぱり正直、棚橋さんのコンディションは悪いんじゃないかと、ちょっと思ってます」
棚橋「ウイ」
飯伏「ちょっと、上げてきてもらっていいすか?」
棚橋「ウイ」
飯伏「お願いします!」
棚橋「ウイ、任せろ!」
飯伏「お願いしますよ!」(※飯伏は先に控室へ)

 (引用:新日本プロレス公式)

 

 

端的に言うと飯伏からのダメ出しである。

直接的には言わないが、リマッチが認められないのはあなたのせいである、

飯伏はこのようなことを伝えたいのだろう。

 

 

まさかの亀裂が入りつつあるゴールデン☆エースだが、

この展開はこれからどのような方向に向かうのだろうか。

 

 

紆余曲折ありつつもリマッチが認められ、神宮大会で挑戦。

これが第一感であるが、まさかの飯伏の裏切りなどがあれば、

それは面白い展開になるかもしれない。

 

 

元々飯伏幸太は皆さんもご存知の通り、何をするかわからないところが

最大の魅力であるはずだ。それが本隊という枠の中で発揮しきれていないなら、

この選択肢も大いにあり得ることと思う。

 

 

G1優勝、ドームのメインということを一つの区切りと考えれば、

IWGPヘビーを取るためには、

本来の狂気を解放する必要があるのかもしれない。

 

 

それには真性のベビーフェイスとされる飯伏幸太の

まさかのヒールターンということも考えられる。

『黒いゴールデンスター』 個人的にはかなり見てみたい気がする。

 

 

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