ひーじゃープロレスブログ

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【プロレス】DDT・ノア経営統合で『CyberFight』設立

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news.goo.ne.jp

 

 

7月27日、プロレス界にとって大きなトピックスと言える発表が

あったことは、皆さん既にご存知であろうか。

 

 

そのニュースとはここまでサイバーエージェント社(以下サイバー社)の

傘下として別会社であった、DDTとノアの2団体が経営を統合し、

その名も『CyberFight』を設立することとなったのだ。

 

 

これは親会社から見ると、子会社の集約という経営判断だが、

同じような事業を別にしているよりはメリットも大きいので、

サイバー社としては当然の経営判断と言えるだろう。

 

 

またメガベンチャーと言われるサイバー社では、

このような子会社の集約は日常的に行われているはずだ。

 

 

つまりプロレス界という観点でみると、大きな出来事かもしれないが、

サイバー社にとってはよくあること、ということではないだろうか。

 

 

ノアがサイバー社傘下になった際に、いずれこのような展開になることは、

多くの皆さんも予想されていたかもしれない。

 

 

2月の買収から約半年で統合に踏み切った理由としては、

高木社長も言っているが、一言でいうと、

アフターコロナを見据えた経営基盤強化ということである。

 

 

具体的に言うと、下にも書いている通り、

会社管理コストの効率化、リソースの最適化というところだ。

 

 

無駄なものは省き、より人材を有効活用する。

これからも続く厳しい時代に対応するため、

経営の基本的なことを見直し、行っていくということである。

 

 

これからのプロレス界の中で、どのようなかじ取りをするのか?

高木社長の手腕に大きな期待がかかるとこだ。

 

 

(以下、高木社長のコメント*抜粋)

現状を乗り越えて、ウィズコロナ、アフターコロナの時代に

しっかりアクセルを踏み込んでいくためにも、

経営統合によって会社組織を盤石にする考えに至りました。

現状は3社分の会社管理コストが発生している状態でありますが、

経営統合することによってこの部分を一本化し、

コストの効率化をはかります。またスタッフも適材適所で

再配置を行うことで、経営基盤を強化してまいります。

(引用:gooニュース)

 

 

 

 

そしてこの会見の中で高木社長は目標としてこのようなことを掲げた。

 

将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたい

と思っております。目標はプロレス業界ナンバーワンです。

新日本プロレスを追い越し、プロレス界の組織図を必ずや

塗り替えることをお約束し、報告の結びとさせていただきます。

 (引用:gooニュース)

 

 

つまり新会社の目標というのは、新日本プロレスを抜き業界1位となり、

その証として東京ドーム興行を行うということになる。

もしそれが現実となれば、それこそプロレス界に激震が走るだろう。

 

 

ではその目標が達成する可能性、確度はいかばかりであろうか。

 

 

正直私はこの両団体に関しては、YouTube、ABEMAなどでの無料配信を、

この中断期間中に何度か見ただけであり、

 

 

動画配信サービスを見て追いかけているわけではないので、

本当の部分はよく理解できていないかと思う。

 

(レッスルユニバース動画配信サービスはコチラ)

DDT ProWrestling

 

 

よってここからの見解は、その前提での話となることをご容赦いただきたい。

ここでは現在の業界トップ、新日本プロレスとの比較で考えてみたいと思う。

 

 

まずはツイッターのフォロワー数だが、

新日本プロレスは約40万人、DDTとノアはそれぞれ4.5万人と3.8万人である。

(2020年7月27日現在)

 

サイバー社2団体を合計しても8.3万人であるので、

新日本と比較すると約5分の1の規模となる。

 

 

ここから推測できるのは現状の観客動員力だ。

ツイッターのフォロワー数がもちろんすべてではないが、

上記を推し量るには大きな指針となるだろう。

 

 

まだ皆さんも記憶に新しいと思うが、今年のダブルドームの動員数は

合計で7万人であった。

そしてより多く動員した1.4では約4万人の観衆を集めたという事実がある。

 

 

ここから考えるとツイッターフォロワー数の

10分の1というところが一つの目安となるかもしれない。

 

 

と考えれば今のサイバー社2団体が合同にて興行を開催する上での

観客動員力の天井は約8000人から1万人というところだろうか。

わかりやすい会場で言うと両国国技館あたりがMaxであると読み取れる。

 

 

高木社長はいろいろな東京ドームでの開催方法を考えているというが、

新日本のような4万人を集めるというスタンダードな興行を打つには、

まだまだ時間がかかるというのが現実的なところかと思う。

 

 

現状の4倍から5倍の規模の集客を集めるには、当たり前のことだが、

これまでDDT、ノアを見ていない層を取り込まなければいけない。

 

 

それにはプロレス界だけでのスター、つまりプロレス界のみで

知名度の高い選手だけではなく、より世間に届くレスラーが必要となるだろう。

 

 

その方法としては世間的なスターを自ら育て上げるとともに、

既に認知度の高い選手を取り込むという手もある。

そして即効性のあるのはもちろん後者の方だ。

 

 

新日本プロレスとは別の観点であると思うが、

DDTもいろいろなモノを飲み込める器の大きさはあると思う。

 

 

少し前まで、今の全日本の象徴であった秋山準前社長を

高木社長がDDTにレンタル移籍という形で取り込んだことは、

プロレスファンの皆様ならご存知のことかと思う。

 

 

馬場・猪木時代の全日本と新日本、

そして三沢・小橋と三銃士時代のノアと新日本のように

近い将来2つの団体が切磋琢磨する時代が来るのだろうか。

 

 

それには個人的な印象であるが、ノアがどれほど変われるのか?

が大きなポイントであるような気がする。

 

 

一人のプロレスファンとしてはサイバー社の2団体の今後の躍進に

大きく期待したいところである。

 

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