現在ファンタスティカマニアを開催中の新日本プロレス。
そのシリーズも間もなく終了となり、
その後は3.1後楽園ホールで行われるジュニアオールスター戦をはさみ、
そして春の最強決定トーナメントNJC2023へと突入する。
今年のNJCは24名参加と近年よりは参加数も絞られ、
ヘビー級の選手たちが4月の両国大会での
IWGP世界ヘビー級王座挑戦をかけ戦うことになる。
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(トーナメント表はこちら)
そんなNJCは3.5後楽園ホール大会より開幕するが、
そこでは内藤哲也vsエル・ファンタズモ、
SANADAvsタイチという2試合のカードが組まれている。
順当に考えれば内藤哲也のカードがメインでもおかしくはないが、
今大会ではSANADAとタイチのカードがメインとなった。
ともに全日本プロレスをルーツとする二人であり、
これまでも好勝負を繰り広げてきたが、今回なぜ内藤哲也を差し置き
メインに抜擢されたのだろうか?
ここからはそれについて考察していきたいと思う。
まずこの要因の一つには現在のSANADAのスランプがあるかと思う。
プロレスラーにはこのようなスランプが訪れることはたびたびあるが、
そこから復活し結果を残すという展開もよく見受けられる。
それが今回のSANADAに当てはまるとすれば、
今回のタイチとの1回戦はその復活劇のはじまりということになるだろう。
もしSANADAが勝ち続けるとすれば、順当に考えれば
その対戦相手はKENTA、内藤哲也、ウィル・オスプレイといったところだろうか。
そして勝ち抜いた先の決勝戦の相手は現時点では不明であるが、
それが鷹木信悟であり、かつ鷹木信悟を撃破して優勝となれば、
新たなSANADAが生まれているはずである。
また今年の決勝戦は地元の長岡アリーナで行われるだけに、
是が非でもこの春の最強決定トーナメントを勝ち抜きたい思いは強いだろう。
そして他の理由としては、対戦相手がタイチということである。
タイチは昨年末の鈴木軍解散後、JUST4GUY’Sを結成したが、
まだこれといった結果は残していない。
またユニットとしても今後の増員などを示唆していたが現状はまだ動きはない状態だ。
そこで組まれた今回のSANADA戦だが、そのSANADAにはこのスランプとともに
LIJ脱退などユニット移動の噂がささやかれている。
個人的にはSANADAのユニット移動はないのではと思っているが、
もしかするとここで何か動きがあるのかもしれない。
このように勝敗の行方とともに多くの注目ポイントもあるこの一戦は
はたしてどのような結末を迎えるのだろうか?
今年のNJCを占ううえでも重要な一戦となりそうだ。