連日熱戦が繰り広げられている新日本プロレス春の最強決定トーナメントNJC2023。
3.12滋賀大会終了時点での結果は以下のようになっている。
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24名参加で始まった今年のNJCも当記事がアップした時点では、
準々決勝に進む8名が出そろっている状態だ。
次に行われる準々決勝も注目カードばかりであることは間違いないが、
その中でもファンの期待が高いのはやはり内藤哲也とSANADAによる
LIJ同門対決の一戦だろう。
SANADAが他団体時代はライバルと呼ばれていた二人であるが、
ここまでの対戦成績は1勝1敗と五分の星となっているが、
前回は内藤哲也が敗れているだけに連敗は避けたいところだろう。
そんな内藤哲也であるが同門対決が決まった後の東京スポーツの
インタビューではSANADAのことをこのように答えている。
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「結果を残しているのはいいことだけど、大きく変わったものは近くにいて感じないので。『迷いがない』という言葉が本心なのか、疑問に思う部分はありますね。言うほどスランプだったのかな? 周りが大げさに言ってない?って思いはありますね
『次はSANADAが来るんじゃないか』と言われながら、なかなか突き抜けられなかったですから。彼の危機感とか、変化しなきゃというものは感じますし、警戒はしますけど…。だからこそ技以外の部分、気持ちの部分を確かめたいですね、試合で
このコメントを見る限り近くにいる内藤哲也はSANADAの大きな変化というものは
感じてはいなく、気持ちの部分の変化を試合を通じて確かめたい、ということである。
また内藤哲也はSANADA戦後のNJCの青写真をこのように考えているようだ。
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去年は決勝戦まで行って優勝できなかったので、SANADA戦で勢いをつけた上で去年のリベンジもしたい。鷹木戦は実現しなかったですけど、こうなると去年(IWGP・USヘビーの)タイトルマッチで負けた(ウィル)オスプレイに準決勝で、去年の決勝戦で負けたザック(セイバーJr.)に今年の決勝戦で勝つのが俺にとってベストじゃないですかね
内藤哲也自身はもしSANADA戦に勝利すれば、
昨年大一番で敗れたウィル・オスプレイ、そしてザック・セイバーJrとの
リベンジマッチを熱望しているようだ。
たしかにこの二人を破ることができれば、IWGP世界ヘビー級挑戦に向け
大きな自信となることは間違いないだろう。
では一方のSANADAはこの内藤哲也戦をどう考えているのだろうか。
先日のKENTA戦の試合後のマイクでSANADAはこのように語っている。
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何が何でも勝って、NJC優勝して、王者になってまたここに帰って来たいと思います
何が何でも。
これは以前LIJ時代のEVILがNJCを制覇したときに使っていたワードであるが、
もしかするとSANADAにも当時のEVILと同じくらいの危機感があるということかもしれない。
スランプ期間を経て、新しいフィニッシュホールドを手に入れたSANADAにとって
今回のNJCは大きな、もしかすると最後のチャンスかもしれない。
はたしてこの運命の同門対決を制するのは、
昨年のリベンジを狙う制御不能なカリスマか?
もしくは変化の兆しを見せるCOLD SKULLか。
そんな運命の同門対決が実現する3.17後楽園ホール大会は
見逃し厳禁の大会となることは間違いないだろう。